肌の活性化に有効なレッドライトセラピーが、リカバリールームで人気
■コラジェニック(コラーゲン)マシン

レッドライトセラピーマシンが、米国のリカバリールームで人気だ。特定の波長の可視光線を利用して、皮膚の若返りや痛みの軽減などの効果が得られることが注目されている。1回20分、週2~3回の頻度で、2~3ヶ月で美肌効果が実感できることから、フィットネスクラブでの利用促進や定着策としても注目されている。

美肌ケアの価値訴求で定番アイテムに

可視光線を活用したエイジングケアとして、レッドライトセラピーが、フィットネスクラブのリカバリールームの定番アイテムとなっている。

欧米のスパサロンでは、肌への効果によって、赤だけでなく緑や青の可視光線を利用するものもあるが、フィットネスクラブでは、セルフで安全に利用できるレッドライトが主流。

日本では、使用が許可されているランプが、633nm前後のピンク色の可視光線を発するもので、皮膚の「繊維芽細胞」でのコラーゲンの生成に有効な美容機器として、エステサロンで人気のサービスとなっている。

クラブ導入事例も増えてきており、ロッカールームに設置して、月あたり5,000円~10,000円を月会費にプラスしたサブスクオプションで提供。エステサロンでは、1回3,000円~8,000円であることから、割安感もあり高い稼働率に繋がっている。

レッドライトセラピー効果は、1回20分で、週2~3回の頻度で、2~3ヶ月で美肌効果が得られるとされ、クラブで提供することで、利用頻度を高め、定着にも繋げられる。

コラーゲンマシンの導入費用は、リースの場合、月4~5万円程度。運用に人件費もかからず、高い回転率で付帯収入が見込めることも、導入が進んでいる背景にある。

血流促進によるリカバリー効果で、米国のウェルネス市場に浸透へ
■KAATSU CYCLE®(加圧サイクル®)&振動マシン

加圧トレーニング®が、米国に渡り、「KAATSU CYCLE®」(以下、加圧サイクル)として、リカバリー&コンディショニングへの活用が広がっている。

加圧サイクルの血流促進効果に注目

加圧サイクルとは、専用ベルトが腕や脚の付け根を適度に加圧し、ベルトに装着された機器が、40秒間の加圧と、10秒間の除圧を自動的に繰り返すことで、血液の流れを促進するもの。この血流促進効果が、アスリートのリカバリーや、一般生活者のウェルネス、高齢者のエイジングケアにつながるとして、注目されている。

加圧トレーニングが米国に紹介されたのは、約11年前。加圧トレーニングを安全に行えるようにと、加圧と除圧を自動的に繰り返す「加圧サイクル」が開発された。加圧ベルトはマジックテープで、自身で簡単に装着でき、手元のリモコンで、6段階で加圧のレベルを調節できることから、専門のトレーナーがいなくても安全にセルフケアとして利用できる。

血流が促進されることで、約20分程度で血中の乳酸が除去され、筋疲労の回復を促せることから、陸上競技等のレース間のリカバリーへの活用や振動マシンと合わせて使用する事でより効果を高める方法も用いられている。米国では、MLBやNBAなどプロスポーツや、軍隊でのトレーニングとリカバリーにも活用が広がっている。
(※SPORTEC2025 同社ブースにて実際に体験できるスペースを設置予定)

睡眠やエイジングケアにも効果

近年、米国ではメンタルウェルネス市場が拡大しており、血流促進効果は、睡眠改善や、エイジングケアとしても注目されている。

睡眠への効果は、血流制御による自律神経の調整によるもので、東京五輪の際に、コロナ禍で試合前の調整期間が制限されるなか、時差ボケの調整に加圧サイクルが利用され、研究論文も出された。加圧サイクルで血流が促進されることで交感神経が優位になり、その後、30分程度で副交感神経が優位になり、入眠が促される。睡眠中に成長ホルモンの分泌が促進されることも、加圧トレーニングの効果として知られている。

エイジングケアとしては、加圧による速筋の活性化が、ミトコンドリアの活性化にもつながるというメカニズムに着目している。

細胞レベルのリカバリーやエイジングケアへの効果がエビデンスとしても確認されており、今後フィットネスクラブでのリカバリールームでも、加圧サイクルの活用が広がりそうだ。

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※「KAATSU」のロゴマークおよび「加圧サイクル」「加圧ウエルネス」「加圧トレーニング」は、KAATSU JAPAN 株式会社の登録商標です。