女性専用のブティック型グループフィットネススタジオを全国に5ブランド170店舗(2025年9月末時点店舗数)以上を運営する株式会社LOIVE (上場当時社名 株式会社LIFE CREATEから、2025年8月1日株式会社LOIVEに社名変更、以下 同社)は、2025年4月24日付、東京証券取引所グロース市場(証券コード:352A)へ新規上場を果たした。同社は、成長可能性を評価され上場を果たし、開かれた市場で資金調達を実行することができた。同社の狙い、投資家の期待について、取締役副社長CFO 清水敬太氏に取材した。
上場の目的
同社は、loIve事業(女性専用ホットヨガスタジオ・64店舗)、Surf Fit事業(サーフエクササイズスタジオ・2店舗)、pilates K事業(マシンピラティス専門スタジオ・80店舗)、REDY'S GYM事業(グループマシン筋トレスタジオ・2店舗)、NOBEE STRETCH事業(ストレッチ&筋トレスタジオ・2店舗)の5つのブランド150店舗(全直営)、会員数6万2000人を抱する事業モデルで上場を果たした。
同社代表取締役社長 前川彩香氏とともに企業を上場へと導いたのが清水敬太氏だ。清水氏は財務・IRのスペシャリストとして大手飲食チェーンや小売の財務経験を積み、2024年に同社の経営に参画した。
事業の特徴は「当社は『自分を愛し、輝く女性を創る。』のパーパスに向かい、女性たちの美と健康をサポートする多角的なウェルネスサービスを提供しています。『もっと私を好きになる』をテーマにした「loIve」をはじめ、女性たちがニュートラルになる場所「pilates K」など、それぞれのブランドを通して、女性が自分らしく生きるための“身体だけでなく心も動かす時間”を創出し、ウェルビーイングの実現を目指しています」と話す。
このたびの上場目的は3つあるという。
「まず1つ目は資金調達です。成長資金の調達には金融機関からの借り入れだけでもある程度担えますが、エクイティで調達(企業が新株を発行して、事業のために資金を調達すること)することで、安定的に今後の成長につなげていける。このため、株式市場を通じたエクイティ調達を実施したというのが、非常にシンプルな目的です。2つ目は、上場による社会的信用の向上です。当社はパー