フィットネスが叶える、新たなウェルビーイングのかたち
西日本最大級の規模を誇り、美容に関するあらゆる最旬トレンドが集結するビューティ業界の総合見本市「ビューティーワールド ジャパン 大阪」は、10月20日(月)から22日(水)の3日間、インテックス大阪1-5、6B号館で開催される。
今年は、美やウェルネスと親和性が高い“フィットネス”に特化した「Fitness+Beauty」ゾーンを新設。主催するメッセフランクフルト ジャパン株式会社(以下、同社)に、開催の概要や新ゾーンの特徴、見どころを訊いた。

メッセフランクフルト ジャパン株式会社
マネジャー 営業企画 井上京子氏(右)
コーディネーター 営業企画 杉山未佳氏(左)
新たなチャレンジを続ける見本市
「ビューティーワールド ジャパン」は化粧品、美容機器、ヘア、ネイルなど、美容に関する最新の製品からサービスや情報、技術までが国内外から一堂に集うビューティ業界のキーイベント。国内では東京、大阪、名古屋、福岡の4箇所で実施している。
記念すべき20回目の開催となる「ビューティーワールド ジャパン 大阪」は、3つのゾーンを新設。今年4月に開催した東京で初登場となった「Clinic Care」と「Fitness+Beauty」の両ゾーンを、大阪でも実施する。加えて、日本ネイリスト協会が主催する「大阪ネイルフォーラム」が同時開催となる。
同社でマネジャーを務める井上京子氏は「出展者数は前回より拡大し、約570社の見込みです。海外の出展者も増加傾向にあり、韓国や中国のパビリオンをはじめ、アルガンオイルやサボテンの種子オイルを使った製品を扱うモロッコのパビリオンも初めて登場します」と話す。
続けて井上氏は「会場の3号館の名称を、新たに『プレステージホール』とします。ここにはコスメティックやサプリメントなど、ハイエンドな商材が集結します。韓国と中国のパビリオンも展示されているので、海外の最新商材も見つけられるホールになります」と見どころを説明する。

豊富なフィットネス・ウェルネス商材
本誌読者が最も気になるのは、フィットネスとウェルネスをテーマにした「Fitness+Beauty」ゾーンの存在だろう。4月の東京に続き、大阪でも新設した経緯を、同社 コーディネーターである杉山未佳氏は話す。
「ビューティ業界の中で、健康的なライフスタイルや美しさの基盤として、自発的に身体を動かすワークアウトがトレンドになっています。そのニーズに応えるべく、東京に次いで数多くの来場者が集まる大阪でも行う運びとなりました。また、昨年の大阪開催時の来場者データを振り返った結果、フィットネス関係者の割合が高かったことも新設した理由の1つになります」
これまでもフィットネス関連の商材を扱ってきたが、「美容の展示会」としてのイメージが強く、どうしても埋もれがちになっていた。それが「Fitness+Beauty」として新ゾーンを設置することで、フィットネスやウェルネスの商材を来場者が探しやすくなる。これは出展者側にとってもメリットになるため、今回の大阪ではこのゾーンで初めて出展する企業が目立つという。
「東京に比べ、ラインナップはヘルスケアやリカバリー、ウェルネス商材が集まる見込みです。加えて、会場にはプロテインやサプリメントといったインナーケアの商材も多数あり、フィットネス事業者や小売業者が取り入れられる商材が集まります。プロテインは美容成分入りの商品も増えていますから、美容系サロンの経営者にも注目してほしいです」と杉山氏は語る。

美容は有益なビジネスチャンスに
会期中、3つのステージで開催されるセミナーとワークショップも充実。3日間で計35本が実施される予定だ。「Fitness+Beauty」ゾーンに隣接するワークショップエリアでは、ヨガ・ピラティスの参加型ワークアウトセッション、スタジオやスパ施設の経営に役立つビジネスセミナーが開かれる。
「実施される各プログラムはインストラクターの方、ウェルネスなどに関心のある経営者の方にもおすすめです。新しいビジネスの視野を広げられるチャンスになると思います」と杉山氏。
そのほか、ボディケアやマッサージ、痩身系の各種マシンといったフィットネスと相性が良い美容ウェルネス製品も多数展示される。井上氏は「美容業界ならではの商材、技術を取り入れることで、物販の強化や新しいサービス拡充に活かせると思います」と話す。
新たなトレンドや刺激を得られる見本市で、フィットネス関係者はさらなる事業活性化のヒントを見つけてほしい。


※本見本市は、商談や買付けを目的とした方の見本市のため、一般の方、16歳未満の方、お子様を連れてのご来場をお断りしております。
※ワークショップの写真は全て今年4月開催の「ビューティーワールド ジャパン 東京」より。