株式会社R-body projectは、2004年、一般の方々に身体の機能改善に特化した、コンディショニングのための施設として開業した。アスリートから高齢者まで様々な人が通っている。

荒井秀幸氏
株式会社R-body project Technical Director / Conditioning Coach

コンディショニングのための施設 運動によって、身体の不調を解消

同社代表取締役の鈴木岳氏が同施設をつくった理由は、既存のフィットネスクラブで解決できていない身体の不調にアプローチするため。“コンディショニング”という言葉が浸透していないため、その啓発を行っていく必要があると考えていた。コンディショニングというのは、身体をよりよい状態に向かわせることまたは維持すること。これは日常生活の根底にあり、すべての人に必要なことだ。コンディショニングの方法は、フィジカル、メディカル、睡眠などがあり、同社はこのうちフィジカルコンディショニング(運動によるコンディショニング)を提供している。

「フィットネスの3大目的は、筋トレ、ダイエット、リフレッシュですが、私たちは身体の不調を改善するためのサービスを提供しています。身体の不調を感じる場所と原因となる場所は違うことがあります。その原因となる機能不全がある部位を、運動によって動くようにしています」(荒井氏)

高齢化によって健康の重要性が広まるなか、コンディショニングを目的に運動する人も増えている。自分の健康を自分で守らなくてはいけないという意識ができてきているのだ。この流れは、今後さらに広がっていくことが予想される。

短時間で効果があるパワープレート誰もが使えるマシン

同施設で使われているのが、パワープレート®だ。パワープレートは、振動により無意識な身体の連鎖反応を引き起こすことで、神経系・筋骨格系・循環系が刺激され、短時間で、多くの効果を身体にもたらすマシンだ。

振動の強さを調整することで、アスリートから高齢者まで、誰でも使えることが特徴だ。同施設での活用方法は主に以下の3つだ。

1つ目は、ウォーミングアップやクールダウン。パワープレート上でストレッチを行うことで、通常より短時間で、血行を促すウォーミングアップや運動後のクールダウンを行うことができる。

2つ目はトレーニング。パワープレートの振動は3次元のため、筋肉や関節に3次元に刺激がいく。パワープレートの上でトレーニングをすると効果が飛躍的に高まる。

3つ目は怪我のリハビリ。痛みにより可動域が制限されるが、振動を伴うパワープレート上で軽く身体を動かすことで、限られた可動域で痛みを伴うことなく、安全かつ効果的に筋力強化ができる。

“Your trainer is you” の考えでオンライン指導も成功

R-bodyは予防のための「フィジカル(運動)」と痛みがある方への「メンテナンス」の2つのサービスを用意している。医療と提携しており、医療機関から紹介を受けリハビリのために来るお客さまもいることが特徴だ。新型コロナウイルス禍(以下、新コ禍)により、お客さまの身体に直接触れるメンテナンスのサービスはすべて中止している。

一方、フィジカルのサービスは、もともと直接触れずに提供しているため、新コ禍においても特にサービスに変化はない。

「動きを教えるときにサポートとして身体に触れることはありますが、それが中心になると、トレーナーがいないと動きができなくなってしまいます。触れることで安心感につながることはわかっていますが、当社は、お客さまご自身が身体の構造や動きを学び、自分でできるようになることが大切だと考えています。そのため、オンライン指導でもサービスを変えることなく結果を出せています」

新コ禍のなか気を付けているのは、マシンの清掃。フロアをスーパーバイズするグランドトレーナーが、人が触れた場所はすぐに清掃している。パワープレートは表面露出面積も大きくないことから清掃もシンプルにすることができる。

今後の目標は、「コンディショニング」の考えを多くの人に知ってもらうこと。

「運動により不調が改善されるということをより多くの人に知ってほしいと思います。今、身体に痛みや不調があると病院や整骨院などに行く人が多いと思いますが、フィットネスクラブへ行くようになるとよいと思います。そのために、運動の価値を啓発していきます」(荒井氏)

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