株式会社まちいろの予約・決済システム「hacomono」は2020年8月より株式会社フォトシンスの「Akerun入退室管理システム」と連携を開始した。24時間型クラブが増え、さらに新型コロナウイルス禍により非対面サービスが求められるなか、事務手続きのオートメーション化と省人化によるコスト低減が可能になる。

  • 蓮田健一氏
    株式会社まちいろ 代表取締役
  • 板倉大樹氏
    株式会社フォトシンス セールス・マーケティング部 部長

入退会、入退室履歴、支払い状況のデータと鍵権限を自動連携

hacomonoは会員管理・予約・決済システム。会員さま・スタッフ双方の事務手続きを大幅に削減し、店舗での顧客体験を飛躍的に向上させるほか、スタッフの現金管理や事務手続きが不要となる。また、オンライン化することでデータを蓄積し、会員属性・来店頻度・インストラクターやプログラムごとの入会率の分析などが可能となる。

AkerunはICカードで解錠できる法人向け後付型スマートロックを用いた、IoTを活用したクラウド型入退室管理システム。既設のドアに後付けで設置することで、スマートフォン(以下、スマホ)アプリやICカードを使って施錠・解錠をすることができる。また、スマホアプリやweb管理画面から鍵権限の付与・剥奪を行うことができる。

具体的な連携内容は下記の3点。1つ目は入会・退会者データの自動連携。hacomonoでweb入会するとリアルタイムでAkerunにユーザー情報・鍵権限情報が同期され、会員さまは自身のICカードやスマートフォンから、店舗の鍵を解錠できるようになる。2つ目はAkerunがもつ入退室履歴をhacomonoに自動同期し、会員の入退室履歴の確認と分析ができるようになること。会員さまごとの利用状況などを正確に把握し、サービス向上に役立てることができる。3つ目は月謝支払いが滞っている方の入館権限の取り消し。hacomonoで月謝支払いができていない会員さまに対して、自動催促し、マイページからクレジットカード情報を入力することで自動再徴収を行う。時間が経過しても支払がない会員さまに対してオンライン予約を停止させたり、Akerunの鍵権限を削除したりすることができる。

事務手続きの削減によりスピーディーな多店舗展開が可能に

従来の会員管理システムやセキュリティサービスは各パソコンにインストールして使用するものが多く、会員や施設の規模拡大に合わせた拡張性がなく、スタッフの手間や教育コストがかかるという課題があった。hacomonoを導入することで入会手続きの手間がかからないため、大量集客や多店舗展開がスムースになる。そこに入退室管理システムが一元化されることで、すべてクラウド管理できるため、完全な無人化が実現できる。

「hacomonoはオンラインで入会・予約が完結できるほか、新店オープン時にはお店側で管理サイトに店舗を設定するだけでスピーディーに多店舗展開できます。さらにAkerunはオンラインで申し込み、自分で設置し、アプリをインストールすればすぐに利用開始もできます。人口減、さらに新コ禍により非対面接触が望まれるなか、オンライン化は今後ますます求められるのではないでしょうか」(蓮田氏)

会員さまにとっても、クラブのフロントで時間をかけて手続きするのではなく、空いた時間にスマートフォンで手続きでき、スマートフォンやICカード1枚ですべて完結できることは利便性の向上につながる。

また、スタッフが受付業務や事務作業の時間を減らすことで、トレーニング指導など本来の業務に注力できる。これは、会員さまにとっても有益だろう。

会員さまとスタッフの利便性を高め収益性も向上させる

両社は、今後も、時代のニーズに合わせて、さらに利便性の高いシステムを提供していく考えだ。

「例えば総合クラブ内でエステやゴルフなど付帯施設を運営する際もセルフ化できるので、導入しやすくなると考えています。システムはフィットネスクラブにおいて脇役ですが、だからこそ利便性を高めて、スタッフが働きやすい環境をご提供していきたいです」(蓮田氏)

「様々な施設でAkerunが使われており、これらを1つのカードで利用できるサービスをつくりました。両社の優れた機能を組み合わせて、会員さまの利便性向上や施設運営の効率化に貢献したいと考えています」(板倉氏)

キャッシュレス化、オートメーション化が進む現代において、これらのシステムを使うことで、会員さまとスタッフの利便性が向上することは間違いないだろう。