フィットネスクラブの見学・体験を専門に指導する第一人者、林佳範氏。コロナ禍の1年間でネット動画が超加速化し、誰もが動画を編集・告知できる時代になったが、会社や環境により動画の活用意識に差があることを指摘する。そこで、本業界における動画を活用した効果的な集客・セールス方法について述べる。 

自分で何かを伝える仕事をスタートしてから早いもので19年が経ち、さまざまな縁を感じます。思い返すと、上司からすすめられた「真実の瞬間」の本がたまたまダイヤモンド社で、いつかダイヤモンド社から本を出版したいと夢に描いたのを思い出します。ご縁がつながり、「105人連続契約の秘密」を出版できたわけですが、ご縁ともう1つ大切なことがありました。

それが「めげずに挑戦し続ける」ということです。

いま皆さまのクラブの会員さまやスタッフは、何かのご縁でお会いできています。正直、コロナ禍で心が折れそうなこと、理不尽に感じること、不安になることも多々あるはずです。特に経営者や経営に携わる方々は数字や売上高で顕著に結果が出ます。それでも

「会員さまの顔を思い出し、この居場所を守ることに、心折れずに挑戦し続ける」。

そんな強い気持ちがいま一人ひとりに必要です。皆さま、どうか心折れることなく、やれることから全力でやってみましょう。この業界の方々に1番にお役立ていただきたく、完全無料で作成した「105人の無料音声セミナー」も、ぜひ弊社サイトよりダウンロードください。

さて、今回のテーマは、動画の集客&セールスです。

集客手法が動画に切り替わる変化

随分前から動画の時代が来ると言われていましたが、ついに小学生が簡単に動画編集をしてしまう時代になってきました。コロナ禍により、世の中は強制的に変化を迫られました。では、何がどう変化したのか?一言で言えば、ネット動画の超加速化です。

私には小学6年生と小学1年生の娘がいますが、家庭にダブレットが配布され授業を行っています。大人も子どもも強制的にネットで会話をする環境となり、変化を体感する機会となりました。

私たちの仕事は、現場の指導ですが、レッスンが動画になり活躍の場が増えました。この前、パソコン作業をお仕事とする方で1年間1回も会社に行っていないという方がいました。「行く回数が減った」ならわかりますが、打ち合わせもすべてZoomで、1年間会社に行かなくても仕事が成り立つ社会の変化です