テクノジムジャパン株式会社デジタルセールス部に所属し、唯一のスペシャリストとして主に同社で開発された「mywellness」の導入提案/販売後の運用サポートを担当している具志堅大作さん。同社の受託施設のトレーナーからキャリアをスタートし、フィットネス業界の現場経験を積む。これまでの経験を活かしたノウハウで、現場に寄り添った提案を行っているクラブ運営のDXについて話を訊いた。

先進的なデザインと技術
そして仕事の幅広さが入社の決め手

高校卒業後、ちょうどITバブル時期だったこともあり、ITの専門学校に入学したという具志堅さん。2年制の学科を卒業したもののやりがいを見出せず、卒業後はリフォーム会社の営業職に就職。1日200件以上の飛び込み営業がノルマとして課せられていたために心身ともに疲弊し、入社半年足らずで退職。

「その時々で流されるように進路を選択していたが、ここで自分の将来について改めて熟考した」という具志堅さんは、学生時代からの競技スポーツ経験も相まってスポーツ・フィットネス業界で働くことを決意した。

「まず『パーソナルトレーナー』という職業が一番に思い浮びました。ですが、トレーナーの勉強を進めるうちに「フィットネス業界で広い視野を持って働きたい」という思いが強くなり、トレーナーとしてホテル・民間クラブ・公共クラブなど様々な現場運営を経験できるテクノジムジャパン(株)へ入社しました(2007年)」

入社前はテクノジムについてよく知らなかったという具志堅さん。入社後に実際にマシンに触れてみて、そのクオリティに驚愕したという。

「当時はまだ直線的な動きをするマシンがほとんどで、学生時代、フィットネスクラブでアルバイトもしていましたが、そのようなマシンでしかトレーニングをしたことがありませんでした。テクノジムのマシンはその頃から人間工学に基づいて綿密に設計されており、曲線的な軌道で負荷のかかり方が自然な動作だったため、効率の良いトレーニングが可能でした。また、デザインも洗練されていて、ほかの一般的なマシンと比べても一線を画していたと、当時を振り返って思いますね」

運動管理システムとして
唯一無二のポジショニングを業界で確立

2010年~2015年にかけて、業務の場所が、現場から本社へと徐々にシフトしていった具志堅さんは、当時配属されていた受託施設で初めて(mywe