慶應義塾大学医学部が株式会社ドクターズ・マン(以下、ドクターズ・マン)の製品を用いた試験において『肺炎重症化予防、血栓抑制効果』を報告したことにより、ドクターズ・マンは医療機関・研究機関から高い関心を受けている。同社は現在約1,000クラブで水素水事業をサポートしている。同社が開始した「水素水月額飲み放題サービス」は水素水のサブスクとして定着し、コロナ前においてもコロナ禍においてもクラブの重要な会費外収入としてフィットネスクラブ運営を支えている。
コロナ禍における水素水オプション
コロナ禍による会費収入減に連動してオプション収入も減少しているクラブも多いなか、コロナ前を上回る水素水オプション収入を得ているクラブも少なからず存在する。「コストカットに意識を向けるのでは無く、会費外収入増を目指す。目標は水素水オプション付帯率100%。そのために重要なのはお客さま満足度の向上」(同社代表取締役橋本総氏)と、コロナ禍においてこそクラブ運営をサポートできる重要オプションサービスとすべく常に研究開発に余念がない。
慶應義塾大学医学部との共同研究体内動態エビデンスを取得した水素水
同社は、特許技術で生成された水素水を用いて慶應義塾大学医学部との共同研究を実施。水素水飲用後の体内動態を空腸静脈・門脈・下大静脈の血中水素濃度測定試験を行った。その結果、空腸静脈においては飲用前の約138倍、肝臓へつながる門脈においても飲用前の約50倍もの水素濃度上昇を確認した。さらに水素水500mlを飲むと、飲用後120分間にわたり十分な量の水素が肝臓へ供給されていることも科学的に証明。本研究論文は2021年11月、医学誌『Heliyon』電子版に掲載された。同社の水素水には治療効果が報告されている先進医療レベルをはるかに超える肝臓内水素濃度上昇能力があることを証明した重要なエビデンスとなった。
テーマはおいしい水素水国産もみ殻活性炭フィルター採用
業務用水素水サーバーは、ろ過された水道水に水素を溶存して精製される。通常、活性炭フィルターは海外のヤシ殻を使用して製造されるが、同社は『国産もみ殻』を原料とする特殊な活性炭フィルターを使用している。活性炭は表層の細孔で対象物質を吸着して濾過するが、もみ殻フィルターは、ミクロポア(2nm以下)、マクロポア(50nm以上)の2種に加え2~50nmの『メソポア』といわれる細孔を有しており優れた吸着力で塩素・ウイルス・細菌・カビを除去。安全性に加えておいしい水素水を実現している。
さらにもみ殻フィルターにはシリカ成分が含まれるため、水素の抗酸化力に加え、肌の乾燥やしわ予防、髪のハリツヤ効果、腸内環境改善、骨粗しょう症予防も期待できるという。
国内で年間200万トンも破棄される国産もみ殻を活性炭として有効活用することで資源を守り輸送燃料の軽減など自然にやさしい持続可能な事業を目指している。
お客さま満足度の向上
同社の水素水は清涼飲料水成分規格を合格した水だが、水素水としての安全性・機能性に加えて「おいしさの追求」「体内動態エビデンス取得」の2点を実現することにより、コロナ禍で活動が制限されるなかにおいてもお客さま満足度向上を狙う。
フィットネスを盛り上げたいアスリートサポート活動
同社は2016年のリオ五輪以降、水素水事業による収益の一部を五輪選手の活動費用として提供している。また最近ではボディビル選手のサポートを開始した。「我々の事業はフィットネスクラブ運営をサポートすること。スポーツ業界、フィットネスクラブが盛り上がるためには何でもやりたい」(橋本氏)と語る。
オプションサービス提供事業社としてお客さま満足度向上、フィットネス業界の盛り上がりを真剣に考える同社。目に見えない部分で本質的な進化を遂げているドクターズ・マンの水素水オプションに今後も注目したい。