• 株式会社Think The Wellness
    エグゼクティブアドバイザー
    齊藤 邦秀氏
     

株式会社Think The Wellnessは、NESTAJAPANや日本メディカルフィットネス研究会等様々な分野で活躍している齊藤邦秀氏をエグゼクティブアドバイザーとして迎え入れ、ONLINE WELLNESS COACHING(以下、OWC)を開発した。次世代型のパーソナルトレーニングとして、運動無関心層にも価値を届けることができるウェルネスサービスを、体系的かつ実践的に学ぶことができる教育プログラムだ。

OWCは従来のパーソナルトレーニングとは、どう異なるのだろうか?

20年以上のキャリアで見えてきたパーソナルトレーニングの限界

1週間は、168時間で構成されている。あなたは、この事実に意識を向けたことはあるだろうか? 24時間×7日という簡単な式で導き出せるが、日々の生活のなかで意識することは少ないだろう。

だが、齊藤氏は異なる。1990年代後半からトレーナーとして第一線で活躍してきた同氏は「168時間のうちの1~3時間でハイクオリティなセッションをクライアントへ提供しても、残りの160時間以上を本人が自己管理できなければ、期待できる成果に限界がある」と痛感した。

今でこそ「ウェルネス」というワードを巷で聞くようになったが、齊藤氏は1990年代半ばの大学生の頃から知識をインプットしてきた。この「ウェルネス」の構成要素は図1に示す通りだが、運動を通じて肉体的健康をトレーナーが実現するだけでは、お客さまは価値を感じなくなっており、そこに課題を感じていた。

オンラインウェルネスサービスが求められる時代的な流れ

真の健康状態を指す「ウェルネス」を実現する要素として、運動・食事・睡眠・管理の4つを齊藤氏は掲げている。同氏は2000年代から、ライフスタイルコーチと名乗り活動をしてきたが、当時は睡眠時間や食事内容をクライアントに手書きで記録してもらっていたという。それが今や、アプリでの食事管理や、ウェアラブルデバイスでの活動量および睡眠のデータ計測まで可能になり、格段に質の高いアドバイスが可能となった。

さらに、コロナ禍で会員がフィットネスクラブへ足を運びづらくなり、オンラインでのサービス提供が急速に求められるようになったという社会的背景も後押しし、2021年に齊藤氏監修のもと、OWCが誕生した

運動の垣根を超えればお客さまとの接点も増える

単なるトレーニングの指導だけだと、クライアントはそのときにトレーナーから言われたメニューを頑張ることで成果を出そうとする。齊藤氏はこれを、受け身の姿勢で取り組む「DOING型」と定義している。

一方でウェルネスコーチングでは、クラアントに「主体的に自分の生活をマネジメントできる状態」をつくることを目指す。同氏はこれを「BEING型」、つまり、なりたい自分に向かって、自らの生活を行動変容させるという特性をもつものと定義している。

これができると、冒頭に述べた168時間のなかで、より長く顧客は自らと向き合うことができ、成果も出やすくなる。自ずと自身が感じる価値も増す。さらに、サービス提供側にとっては、日本では大多数を占める、「フィットネス無関心層」へのリーチが可能となり、従来ではアプローチしきれていなかった層へターゲットを拡大できるため、新規入会者の幅がグッと広がる。

ウェルネスコーチングの普及により日本を健康大国へ

齊藤氏がOWCを監修することで、より実務的なカリキュラム構成になっていることが最大の特徴だ。

「日本でウェルネスをしっかりと教えられる人材は、まだまだ少ないです。そのため、私が実践してきたウェルネス領域のビジネスエッセンスを詰め込みました」と齊藤氏は胸を張る。

具体的には、顧客獲得のマーケティング・コミュニティ形成・コンテンツ作成などを、たった4ヶ月でインタラクティブかつ効果的に習得できるように作り込まれている。

そしてプログラム受講後には、今まで以上に価値の高いサービスを提供できるようになるため、他社との差別化および顧客単価のアップにもつながる。

さらにはTo C向けのみならず、To B向けにも事業を展開することで、新たな収益の柱を生み出すサポートも一気通貫で行っている。

「一緒にウェルビーングな状態をつくれる仲間を募集しています。ウェルネスの学びを深めることで、本当に価値のある健康サービスを発信できます。

OWCはオンラインと名前がついていますが、必ずしもオンラインで完結させる必要はありません。ウェルネスコミュニティの輪を広げ、日本をもっと健康にしていきましょう」と齊藤氏は最後に熱く呼びかけた。