RIZAPグループが、2022年3月期の決算で52億円(前期比328%)を達成し、2期連続での黒字化、大幅増益となった。経営計画も順調に進捗しており、’22年9月28日、’26年3月期に営業利益300億円の達成を目指す中期経営計画を発表したが、そのなかで新たな収益の柱となる新規事業として「chocozap」を挙げた。同事業の構想を詳しく伝えるための「chocozapグランドオープン記念イベント」を開催した。

独自の24時間セルフ型ジムを展開、参加率の向上と健康寿命の延伸の実現、目指す

RIZAPで培った知見を活用し、フィットネスのライトユーザーを含む、いわゆる未顧客にアプローチする新業態を開発、展開していく。6ヶ月にわたる様々なタイプの実験店で検証を重ね、’22年7月 に延床面積およそ30坪ほどの標準タイプのフォーマットを固めた。同タイプの店舗を9月末日時点で134店舗展開、退会者を含む累計会員数 は既に6.4万人を記録している。今後、’22年末までに200店舗、’25年度中に2,000店舗を達成する計画を立てている。これら全店を直営店で一気に展開するところに、同社のこの業態に賭ける思いと覚悟が見てとれる。

日本において、およそ10年にもなる平均寿命と健康寿命との間の乖離をなくし、健康寿命を延伸するためには、1年、5年、10年と運動を毎日の生活に定着させ、習慣化していくことが、最も重要なことである。しかし、残念ながら日本のフィットネス人口の比率は’21年で3.45%と普及率が未だに低い。

そこでRIZAPは、過去10年で培った知見をもとに、一人で運動をする方の運動習慣の阻害要因である『心理的ハードル』『物理的ハードル』『金銭的ハードル』のすべてを解消し、誰もが運動を継続しやすく、効果を実感でき、1日5分の運動で健康になれる、『簡単』『便利』で『安い』、新業態のコンビニジム『chocozap』を立ち上げた。

「chocozap」の特徴

「簡単」で「楽しく」「継続できる」環境と、RIZAPが開発したハードすぎない、誰でも簡単に取り組める「1日5分のちょいトレ・健康習慣プログラム」を提供する。

年間40億円規模の支出を行い、顧客のライフスタイルを変えるための必需品として、すべてのchocozapユーザーに、スターターキットの「体組成計」と「ヘルスウォッチ」を無償で提供する。「体組成計」と「ヘルスウォッチ」が日々の健康数値およそ19項目を記録し、ライフログデータを蓄積することで、AI(人工知能)を搭載した専用アプリがバーチャルトレーナーちょこっとくんとなって、パーソナライズされた適切なプログラムを提示し、健康目標の達成(コミット)をサポートするため、運動は辛くて苦しいと感じているユーザーでも運動習慣を日常に簡単に取り入れることができ、健康維持や体力向上、ダイエット効果を実感できるようにサポートしていく。


同社は、1日5分の短時間での運動でも適切な内容であれば、健康数値を改善でき、30分以上の長時間運動に比べて継続しやすいといったエビデンスに基づき、chocozap専用にサービスを開発。この「1日5分のちょいトレ・健康習慣プログラム」は、RIZAPに通われていた約18万人の実績データをもとに、初心者の方や年齢にかかわらず、目的・目標に合った効果が実感できる運動プログラムと習慣化につながる要素を中心に設計した。

また、より高度なサービスを望むユーザー向けに、追加料金3,000円(予定) で、より詳しい医学的検査に基づいたアドバイス「メディカルマイレポート」を提供していく。

「chocozap」概要

【料金】
月額2,980円(税込3,278円)
入会金・事務手数料5,000円
※’22年11月15日までグランドオープン記念特別キャンペーンで入会金・事務手数料0円

【営業時間】
24時間営業
多店舗を展開、全店使い放題、各店舗の混雑状況もアプリで確認可(※’22年9月28日時点

【環境・設備】
① QRコードでのラクラク入退館、着替え・靴履き替え不要、諸手続きも簡単
② セルフエステ・セルフ脱毛使い放題(要予約)
※ セルフエステ、セルフ脱毛は一部設置がない店舗もある
③ ゴルフ練習し放題(一部店舗・要予約)
④ 筋トレ初心者でも扱いやすい筋トレマシン、使い方もマシン付属の動画で簡単チェック
⑤ 安全・安心対策として、本社および管理会社 が遠隔監視。加えて平均10台/店のAIカメラで監視

RIZAPが作ったコンビニジムchocozap
RIZAP