ルネサンス「ジェロントロジー産学連携プロジェクト」へ参画

産学連携によって、超高齢社会の課題解決の取り組みを推進

株式会社ルネサンス（以下、ルネサンス）は、高齢化に伴う諸問題の解決に取り組む、東京大学高齢社会総合研究機構（Institute of Gerontology 以下、IOG）の産学連携プロジェクト「ジェロントロジー・ネットワーク」に参画した。

IOGと「ジェロントロジー・ネットワーク」に参画する企業とのパートナーシップによって、超高齢社会に対する新たな課題解決のソリューションを創出していく。

東京大学高齢社会総合研究機構（IOG）の産学連携プロジェクトについて

ジェロントロジー（Gerontology:老年学）とは、個人の加齢と社会の高齢化についての総合的な学問で、超高齢社会の研究課題に対して、様々な学問分野の幅広い知識を集約して取り組む学際的な学問領域である。IOGは、広く急速に進行する高齢化に伴う諸問題を解決するため、2009年に日本で初めての学際的なジェロントロジーの研究拠点として設置された組織だ。

その多様な研究活動の中心的役割を担っているのが『ジェロントロジー産学連携プロジェクト』。産学連携プロジェクトは、産業界と大学のパートナーシップのもと、変化する（少子化も含む）超高齢社会の中で、地域社会およびそこに住む国民一人ひとりのあるべき姿の将来ビジョンを描き、新たなビジネスモデルの創出を狙っていくものである。

「ジェロントロジー・ネットワーク」への参画の背景

ルネサンスは、スポーツクラブをはじめ、介護リハビリ施設の展開や自治体での健康づくりなどの事業活動を通して、地域住民が住み慣れた地域で、長く快適に暮らし続けるための健康づくりに取り組んでいる。

特に、自治体での健康づくりの取り組みでは、北海道から沖縄まで、全国で開催される介護予防教室等を年間1,000教室以上受託してきた。「ジェロントロジー・ネットワーク」に参画することで、大学や他の研究開発型企業とのネットワークの拡充を図り、ルネサンスがこれまでに培ってきた経験と専門知識を掛け合わせた、新たな価値が共創できる。

今後について

今後到来する2040年問題（少子化による急速な人口減少と団塊ジュニア世代が65歳以上になることで高齢者人口が最大となる）には、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、健康な状態を実現することが必要だ。IOGの産学連携プロジェクトでは、「フレイル予防産業の創出」や「地域包括ケアシステムを支える民間事業開発」など、同社の事業活動との親和性の高いテーマを多く取り扱っている。※

ルネサンスは、「ジェロントロジー・ネットワーク」に参画したことによって得られた新たな知見や、参画している企業とのパートナーシップを活かし、地域の皆さまの生きがい創造に貢献していく。

※IOGの取り組みの全体像：https://www.iog.u-tokyo.ac.jp/collaboration/