夢のように大きな計画を立てている人は、その夢を実現するまでのロードマップを描き、昨年末までに目標にしていたことを実現できたでしょうか。
できた人は、素晴らしいですね。でも、残念ながらできなかった人もいるでしょう。立てた計画を実現することが、なかなか難しい時代になってきましたよね。思った通りにいかないこともあるでしょう。
でも、大切なことは、他の人にできなくて、自分が得意で好きな、どんなことで世の中に貢献していくのかを自身に問い、内なる声を聴いて、きちんと言語化し、ゴールを決め、そこに到達するための計画を立て、日々のアクションプランを明確にして着実に取り組んでゴールへと近づいていくことでしょう。
その過程で、例え計画通りにいかないことがあったとしても、どうすればうまくいくのかと考え、行動を修正していくことが大事です。仮説=実行=反省のサイクルをどんどん回していくのです。
馬田隆明さんは、『解像度を上げる』(英治出版刊)のなかで「起業のアイデアであれば、約1,000時間、一つの領域に取り組んで初めて光明が見え始めるというのが私の経験則。まず少なくとも200時間を情報と思考と行動に使わなければ、そこそこ良いアイデアにたどり着くことはできない。その後も検証~考え直し、検証で計1,000時間ぐらいとなる」と述べています。
また、麻生要一さんは、『新規事業の実践論』(NewsPicksパブリッシング刊)のなかで「仮説=顧客の往復を半年~1年で300回やらなければ、(実現可能な事業アイデアに)たどり着くことはできない」と述べています。簡単に諦めてはいけません。自分が本当にやりたいことなら、どうしても実現したいはずですよね。そのためのアクションをしないといけません。
そうでなければ、誰かの指示命令にしたがって生きることになる可能性が大きいでしょう。できれば、自分を自分の人生のリーダーにして、自分がやりたいことをして世の中に貢献していきたいですよね。
「もう心が折れました。限界です。私には、難しいかもしれません」。創意工夫と努力を自分なりに続けてきた人の中にも、こんなふうに思ってしまうときが訪れるかもしれません。そういう方に、3