2019年9月にオープンしたセントラルスポーツジムスタサクラマチ熊本は、自社オリジナルのバイクプログラムに加えて、ジョンソンヘルステックジャパン株式会社が提供する映像バイクシステム「StagesFlight(ステージズフライト)」を展開している。同システムを使ったプログラム「ツアーライド」の参加率は高く、定着につながっている。

【お話を訊いた方】
セントラルスポーツ株式会社 セントラルスポーツ ジムスタ サクラマチ熊本店 店長代理 高橋直道氏

個々に合った設定ができるバイク 大画面を見て強度をコントロール

同クラブがStagesFlightを導入したのは、セントラルスポーツ株式会社マシン器具担当者が同プログラムで使用するバイク「Stages」に試乗し、乗り心地のよさを感じたことがきっかけだった。

「Stagesのバイクは、それまで利用していたインドアバイクよりも細かくセッティングできるため、年齢、性別、身長を問わず、誰でも利用でき、また、場合によってはより競技志向のセッティングができるなど1台で多くの方のニーズを満たすことができています。さらに、大画面にパフォーマンスを映すシステムもあることを知り、お客さまにとって魅力的だろうと、同時にシステムも導入することにしました」

また、Stagesは従来のようにブレーキシューを押し当て摩擦により重さを表現するのではなく、磁力を用いて重さを表現している。そのため、ブレーキシューの交換などの手間や費用がかからず、メンテナンスが容易な点も好印象だという。

StagesFlightは、プログラムの参加者のパフォーマンスを、大画面に映すことのできるシステムで、心拍計を着けなくても個々の運動量が、色と数字でわかりやすく表示されることが特徴だ。モバイルアプリと接続することで、運動記録の管理や目標の設定もできる。

「画面がシンプルで見やすく、データ反映に遅延もないため、初めての方でも違和感なく始められます。さらに、レッスン進行の流れもわかりやすく、強度が目に見えるため、初心者でも達成感を得やすいのがよいと思います」

 

初心者からバイク愛好者まで楽しみながら効果を出せるプログラム

ツアーライドはStagesFlightを活用して同社がつくったプログラムで、週17本展開している。定員は12名で、参加者の約7割が女性だ。フィットネス初心者が多い一方、競技に近いセッティングも可能なためトライアスロン経験者やロードバイク愛好者も多く参加しており、若年層の参加者も多いことが特徴だ。

「『発汗量がすごい』という感想をよくいただきます。お客さまのなかには、ツアーライドだけに参加していて3ヶ月で6kg減量したという方もいて、ダイエットに効果的だと女性を中心にクチコミで広まっているようです。初心者が多いのは、運動効果がわかりやすいことと、クラブが“おすすめレッスン”として新入会の方に勧めていることが理由だと思います。キツさも楽しみながら痩せることができるため、リピート率が高く、会員定着に大きく貢献しているプログラムです」

StagesFlight導入にあたり、フィットネス初心者を含めてスタッフ5人が2日間の研修を受けた。研修ではシステムの使い方やどうしたら運動効果が出やすいかなどを学んだ。

「レッスン経験のないインストラクターも、2日間の研修を経て、自信をもってプログラムを提供できています。バイクエクササイズについてきちんと学べるため、自社のプログラムを指導する際にも役立っています」

 

コミュニティづくりに貢献プログラムの多様化も検討

今後の展望は、1つ目はStagesをきっかけに新たな趣味(屋外サイクリングなど)へとつなげること。実際、同プログラムをきっかけにロードバイクを購入したお客さまもいる。次に、セッティングや運動強度の多様性を活かし、ターゲットを分けたレッスンを展開すること、そしてコンペティションモードを用いて、非会員も気軽に参加できるイベントを開催すること。

「StagesFlight参加者を中心にクラブ内サークルをつくったり、サイクリングツアーに参加したりすることで、帰属意識が芽生え、さらなる定着率の向上が見込めると思います。コンペティションモードではお客さま同士がゲーム感覚で運動量を競えるため、会員外の方にこれに参加してもらうことで新規入会にもつながるのではないでしょうか。また、自動スケジュール機能もあるので、無人でのレッスン運用の可能性も感じています」

今後、様々な可能性が期待できるStagesFlight。同クラブの集客状況をみて、他店舗への展開も視野に入れているという。