ハンマー・ストレングス・オフィシャル・トレーニング・センター プラチナ・グレードに認定
2024年2月9日、群馬県前橋市に、エリア面積3,000㎡、マシン台数146台、駐車場250台のソネットフィットネスが新規拡大オープンした。同施設はハンマー・ストレングスのプラチナ・グレードに認定され、破格の施設規模となっている。ソネット株式会社 代表取締役 樋口朋幸氏にその凄さを訊いた。
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ソネット株式会社代表取締役樋口朋幸氏
異業種から参入
ソネットフィットネスの運営母体であるソネット株式会社は、福祉用具のレンタルや、介護用品販売事業を手掛けている。
フィットネス事業への参入は2019年。それまで、同じ建物内で区分を隔てるかたちで、他クラブとともに1つのフィットネスクラブを運営していたが、2020年にコロナを迎える。
「外部のクラブの会員数が減り、それは色々な話がありました。最終的に、全面的に弊社のクラブにリニューアルし、外部のクラブは移転となりました」
その後、既存の会員からの声も吸収しながら改修を行いオープンした。コンセプトは、『~ MOVE YOUR BODY ~』。リニューアルし、姿はガラッと変わった。
ハンマー・ストレングスのプラチナ・グレード同施設の魅力は、やはりマシンを抜いては語れない。ハンマー・ストレングスにある2つのグレードのうち、プラチナに認定されている。プラチナ・グレードはハンマー・ストレングスが15台以上導入されたオフィシャル・トレーニング・センターだ。同施設には、有酸素マシンが36台、ウェイトスタックが30台、プレートロードが22台、パーソナルエリアに7台、レディースエリアに3台、サーキットマシンが10台、ラック・ベンチが38台と超充実のマシンが導入されている。
エントランスには、プラチナ・グレードの称号が堂々と掲げられている。
周辺には、マイクロジムやパーソナルトレーニングジムがあるが、「これだけ揃っていたら負ける気がしない」(樋口氏)。
マシンの選定にあたっては、スタッフとSPORTECを視察した。樋口氏は、当初、マシントレーニングをやろうとは考えていなかったが、最終的にワンストップで完結できるメーカー1社に絞ることにした。
「我々は、マシンで装置産業をやりたいわけではありません。全部提案してもらえるところは、Life Fitnessしかありませんでした。さらに、2024年からトレッドミルのモニターが24インチの新商品が登場しました。また、Life Fitnessの最高クラスのInsigniaシリーズの軌道も魅力的でした。数入れれば良いわけではありません。1機種1台以上、ほぼ全機種を導入しています」
圧倒的な集客力
オープン後、昼間に利用する会員の募集をメインにしてきた。新聞の折り込みチラシを1回入れたのみに留まっているが、片手が埋まるほどの会員数になっている。商圏は現在半径10kmと見ているが、今後、半径5kmまで絞り込む考え。夜に利用する層の会員募集のため、SNSによるアプローチを行う。
「ライバルというライバルは同業種ではいない想定ですが、この土地で営まれていた結婚式場を、総合型業態に変えたクラブがあります。エリア的には重なっていませんが、お互いシニア層をターゲットにしています。うちはキャパシティが大きく2,000人でも耐えられる。そこそこの料金設定もできています」
今後の展望
樋口氏に、今後の展望を訊いた。
「多店舗展開は、あまり考えていません。しばらくシニアに働きかけつつ、若年層へのプロモーションを行う予定です。ほかにも、近隣の高齢者施設から予約制タクシーで1日2便ほど、ソネットフィットネスに来られる『フィットネスクラブサークル』のような取り組みを始めようとしています」
クラブ通いが生活のルーティンになるのに必要なのは人間関係だと樋口氏は話している。