1回30分・通い放題のパーソナルジム「ELEMENT」。FCやマシンピラティスの業態も合わせて、現在、全国47店舗を運営する。その通いやすさを支えているのが、ウェルネス/運動施設向けオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」だ。

  • 株式会社MIGRIDS
    代表取締役
    鈴木太郎氏

柔軟に設定できる会員管理システムで理想の運用フローを実現

ELEMENTが運動初心者にとって負担なく通い続けられる要因についてはFitness Business通巻131号(2024年3月25日発刊号)で紹介した。

パーソナルジムの運営に予約はつきものだが、その予約フローに課題を感じている企業は多い。ELEMENTも、1号店を出店した2019年12月から、同じように悩んでいたが、それを「hacomono」が解決したという。

「どの店舗も利用でき、当日1時間前まで予約・キャンセルが可能で、さらに利用頻度によって所属店舗が変わるなど、変則的な予約体系を採用していたため、どのシステムもうまくフィットしませんでした。しかし、『hacomono』の導入により、理想の運営を実現できました」

将来的な多店舗展開に適していたことも、導入の理由だったという。

「途中でシステムを替えることは会員さまにも運営側にも負担がかかるので、長く付き合えるものを選びました」

導入から2年が経過したが、機能が無料でアップデートされ続けているため、以前よりもやりたいことがどんどん実現できるようになっているという。お客さまからも「流れに沿っていけば自然と操作を完了できてわかりやすい」という声があがり、会員・運営側双方で大きく利便性を高めることに成功した。

利用動向のデータを元に来館を促進、予約状況も可視化

「hacomono」導入により予約管理がスムーズになったことで、来館促進に向けた行動が取れるようになったと鈴木氏は言う。

「『hacomono』の『ウィジェット機能』を使えば予約表をHPに埋め込むことができます。お客さまは手軽に空き状況がHPで確認できるうえ、最小限の情報(名前、メールアドレス、電話番号)を入力するだけで、簡単に体験予約を完了できます。運営側としても、メールで日時調整を行う手間が省けるため、予約されたのに来店がなかった方への連絡対応に時間を充てられるようになりました」

さらに鈴木氏は、「hacomono」のデータ分析機能も健全な運営に欠かせないと語る。ELEMENTでは、「hacomonoBIサービス」(以下、BIサービス)を活用し(※1)、予約数をヒートマップ化して(※2)、新規入会時に「予約しやすい時間帯」をお知らせすることに活用している。通い放題であるため、「予約できない」ことは退会要因となりやすい。快適に通っていただくためにも予約状況をお伝えすることは必要だと考えている。なお、「hacomono」ではBIサービスの利用者に対し、今後は混雑状況を可視化できるダッシュボードを標準サービスとして提供する予定だ。

さらにELEMENTではお客さまの利用動向データを活用し、退会予備軍を見つけることにも取り組んでいる。

「入会○ヶ月目に退会しやすいという傾向が把握できるため、その1ヶ月前からカウンセリングの提案など、それぞれの方に適切なアプローチをすることで、継続につなげたいと考えています」

経営状況を細かく数値化できるため、経営が順調な店舗とそうでない店舗の違いを数値から分析し、店舗の課題を見つけて改善していくことにも注力していく予定だ。

※1.「hacomonoBIサービス」へは別途お申し込みが必要です。
※2.標準として提供されるダッシュボードではございません。

店舗経営を成功に導く数値活用

鈴木氏に、これからの展望について訊いた。

「引き続き、パーソナルジムとマシンピラティスの店舗を展開していきたいと思います。負けの少ない出店をするためにも、『hacomono』の数値を活用して各店舗(地域)の予約状況や平均客単価をしっかり分析しながら、事業を拡大していきたいです」

最後に同氏は、パーソナルジムにとって特に重要なKPIとして、新規集客数と継続率の高さ(LTV)を挙げた。

「ブランドの認知度を高め、適切な予約導線で集客した後は、満足度が下がりやすい運営ポイントの改善や、退会予備軍を抽出して適切な時期にアプローチしていけば、LTVは伸ばしていけると考えています。必要以上に引き伸ばすことはありませんが、一定水準以上のLTVを確保したうえで、通い続けやすい環境が準備できていれば、大きく失敗することはないでしょう」

運動による効果を実感するには、まずは継続が重要になる。お客さまの目標を実現するためにも、事務手続きの効率化やデータに基づく運営で、継続支援と店舗経営の土台を高める取り組みが、欠かせない。