暗闇フィットネス®のパイオニア「FEELCYCLE( フィールサイクル)」を運営する株式会社FEELCONNECTIONは、ピラティススタ
ジオ、ジムエリアを導入した新スタジオ「FEELCYCLE+PILATES あざみ野」を7月14日開業した。好調発進を切ったFEELCYCLE初の複合施設。開発を担った溝口尚貴氏に事業の狙いを訊いた。

 

FEELCYCLEは、近年SNS上のマーケティング戦略を強化し、コロナ以前を上回る会員数を獲得している。
暗闇の中、心の高揚を促す照明、音楽を楽しみながらバイクを漕ぐ。さらにインストラクターの演出が加わりスタジオ内は一体感に包まれることが魅力だ。
会員数増加の勢いに乗り、同社は全国各地へ店舗拡大するフェーズにある。しかし100坪前後の出店条件に見合う物件が少ないことが課題になっている。そのような中、あざみ野の物件情報が昨年11月頃に入る。立地は東急田園都市線および横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野駅西口から徒歩1分の好立地。しかしFEELCYCLE事業には規模が大きい約200坪を有していた。物件がないなかで、規模を拡大した店舗開発に挑戦し成果を得れば、出店範囲を広げる機会にもなると判断した。
一方でよりFEELCYCLEの認知を広げ運動未経験者から経験者までが入会の選択肢になることも課題になっていた。「FEELCYCLEのプログラムは、筋トレ、有酸素運動が組み合わさり、ボディメイクをしたい人には十分効果があるが、最初から選択肢に入りにくく、24時間ジムやピラティススタジオを選択する。あざみ野は、ピラティスとマシンジムの導入で、選択される入口を広げたもの。そしてFEELCYCLEを利用してもらうこと」と溝口氏。
よって200坪にはあまり迷うことなくピラティスとジムが採用された。運営上はプログラムの異なる2つのスタジオが併設されているような形で、あざみ野店の会員は、ピラティススタジオ、FEELCYCLEとも予約制で両スタジオの利用が可能、マシンジムは会員は「使い放題」としている。
 


店舗は、これまでのシックな色合いから華やかな赤・青系を利用したブランディングに変化させ、店内も壁にはPOPなイラストが描かれ飾られている。マシンジムエリアには22台のマシンを配置。ボディ