主要フィットネス・ウェルネス関連上場企業12社(決算非公開のLAVAインターナショナルを含む)の2026年3月期決算が出揃った(図表)。
表面的な数字を追うだけでは見えてこないが、データの背後にある業界構造を読み解くと、1つの大きな構図が浮かび上がる。総合業態を主軸とする従来型の事業者は、ビジネスモデルそのものの賞味期限に直面し、不採算店舗の整理という「過去を畳む」局面にある。
一方、ライト・キャペックスとFC展開を武器にする新興型の事業者は構造的高収益を確立し、その中でもカーブス、そしてFAST FITNESS JAPAN(以下、FFJ)は一段強い構造を持つ。本稿では、決算データから読み取れる構造的潮流を整理し、フィットネス事業を営む経営者がいま向き合うべき問いを示したい。
※カーブスの2025年3月期の値は2024年8月期、2026年3月期の値は25年8月期、2027年3月期の値は26年8月期の予想数値。いずれもFC店を含まない数値。
※FFJは2026年4月20日をもって上場廃止。
※RIZAPの経常利益の項は営業利益。RIZAPグループの数値は「RIZAP」「chocoZAP」以外の事業すべてを含む。
※RIZAPグループ・ヘルスケア・美容セグメントの2026年3月期の業績は、売上高696.77億円(前期比4.8%)、営業利益59.35億円(同948.4%)。
※フィットイージーの2025年3月期の項は2024年10月期、26年3月期の項は25年10月期、2027年3月期の項は26年10月期の予想数値。いずれもFC店を含まない数値。
※コナミグループはスポーツ事業の数値。経常利益の項はセグメント別利益。
※東祥の数値はすべての事業を含む。スポーツクラブ事業の2026年3月期の売上高は125.62億円(▲0%)、営業利益は16.695億円(242.2%)。
※ナガセの数値はすべての事業を含む。スポーツ事業部門の2026年3月期の売上高は177.98億円(50%)、セグメント利益は5.489億円(同11%)。