依然として、猛威をふるい続ける「新型コロナウィルス(COVID19) 」は、個人の健康管理の重要性はもちろん、公共空間における室内環境のあり方をも、改めて私たちに問うこととなった。密集・密接・密閉の「三密」を避けるべく、組織も人も、さまざまな対策を講じる日々が続いている。

感染予防対策として、様々な製品の需要が高まった中、特に売上が伸びたものとして空気清浄機が挙げられる。GfK Japan の調査によると、全国の家電量販店での空気清浄機の販売台数は 2、3月期で前年比18%増となった。近年、生活者のニーズは単に温度や湿度を調整するというだけにとどまらない。花粉やほこり、ウイルスなど、空間に漂うさ