東京2020オリンピック・パラリンピックにおけるオフィシャルフィットネス機器サプライヤーに、テクノジムが決定。“Champions Train with Technogym”がすっかり定着してきた。

今号の本コーナーでは、東京・晴海の選手村を実際に訪れ、テクノジム ジャパン株式会社 マーケティング部 Training Program & PT Network Specialist東 昌成氏(写真参照。以下、敬称略)に、話を聞いた。トップアスリート、さらには一般ユーザーにも最適かつ最高の運動体験を提供するテクノジムの魅力に迫りたい。

東 昌成氏
テクノジム ジャパン株式会社 マーケティング部 Training Program & PT Network Specialist

東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャルフィットネス機器サプライヤーに決定

―その理由は、何にあるのでしょう?

サプライヤーに決定いただき、関係者の方々に深く感謝申し上げます。テクノジムの創業者であるネリオ・アレッサンドリは、「テクノジムのDNAは、たえざるイノベーションにある」と述べています。フィットネスマシンを開発するにせよ、デジタルを活用したソリューションを開発するにせよ、たえず人々のニーズはどういうところにあるのか?アスリートにはどういうトレーニングが必要なのか?活用可能なリソースとしては何があるのか?といったことなどを幅広く調査し、世界中のトップアスリートやトレーナー、研究者や専門家らも含めてチームを編成して研究・分析し、常に、その時代、時代に求められる最先端の製品やサービスへと結実させ、提供するように努めてきています。こうした連続的なイノベーションへの情熱溢れる取り組み、そしてその成果たる優れた製品やサービスが、その時代、時代に評価されてきたということだと思います。

テクノジムの機器が、オリンピック出場のトップアスリートやトレーナーから高評価

―世界中のトップアスリートの多くが普段のトレーニングからテクノジムの機器を活用しているとお聞きしています。そこで、今大会では東京・晴海の選手村にあるフィットネスセンターをはじめ、大磯と修善寺にある選手村(分村)や競技会場などにもたくさんの同社の機器が設置されているとのこと。選手やトレーナーは、大会前、大会中とそれぞれのシーンでどのように、そうした機器を活用するのでしょうか?また、テクノジムの機器に対する選手やトレーナーの評価は、どのようなものがあるのでしょう?具体的な声がありましたら、お聞かせいただけたらと思います。

基本的に、アスリートは筋力やパフォーマンスの維持・向上のためにトレーニング機器を活用します。しかし、アスリートは各スポーツの競技特性に合ったトレーニングをそれぞれの身体の状態に合わせてしていく必要があります。特に、フリーウェイトを配置したゾーンでは、そうした各スポーツの競技特性―例えば、パワーや瞬発力を維持・向上させたいといったニーズに対応したトレーニングができるので、今大会期間中も、コンディショニングゾーンと並んで、よく利用されるでしょう。特に、そうしたゾーンでは、全身の筋の連動性を維持・向上するトレーニングや疲労を取り除くようなリ・コンディショニングを目的に利用されることが多いと思います。

アスリートの評価ということでは、テクノジムの機器を普段から使ってトレーニングしているフェンシング(エペ)見延和靖選手、フリークライミング野口啓代選手らの声が参考になると思います。例えば、見延選手は、「遠征先のホテルでの使い心地もよく、インテリアとして部屋に置いてもカッコいいものなので、私はテクノジム一択です」と述べています。また、野口選手は、「私は、史上最強の自分になるために、自宅でのトレーニングギアとして、テクノジムを選びました」と述べています。多くのアスリートが、このようにその最先端の技術に信頼を寄せてくれていることを誇りに思います。

日本のフィットネスクラブのユーザーにも高い価値提供を実現しているテクノジム

―世界のトップアスリートが使用するテクノジムの様々な機器ですが、日本のフィットネスクラブのユーザーにも価値を提供できるとしたら、どのようなことがありますでしょうか?

一般の生活者の多くは、アスリートのトレーニングは、高強度で、ハイパーフォーマンス、そしてスピードもまったく違うので「とても私にはできないだろう」などと思っているのかもしれませんが、それは誤解です。アスリートが採り入れているトレーニングの根底には、筋力、柔軟性、バランス力などを向上させる要素があり、それは強度やスピード、姿勢などを最適化することによって、一般の生活者の方にも多いに効果があります。例えば、高齢になればなるほど一般的には筋力や柔軟性、バランス力は落ちてくるとされていますが、アスリートが採り入れているようなトレーニングを最適な強度やスピード、姿勢ですることによって転倒予防になったり、万一転倒したとしても大きな怪我につながりにくくなったりします。こうしたことをぜひ多くの民間クラブのトレーナーの方々もユーザーの方々にお伝えいただけたらと思っています。

ウェルネス領域のトータルソリューションカンパニー、テクノジム

―テクノジムは、機器以外にも、様々な利用シーンを想定して、トータルにウェルネスソリューションを提供してきています。このオリンピック・パラリンピック大会という貴重な機会に培った経験で、今後、日本のテクノジムのお客さまに還元できることがあるとしたらどんなことがあるのでしょうか?

見延選手、野口選手など、多くのアスリートが、今大会期間中も含めて、テクノジムの様々な製品・サービスに触れ、トレーニングをしたり、コンディショニングを整えたりしています。こうしたアスリートと強度などこそ違え、同じトレーニング、コンディショニングを民間のフィットネスクラブなどでもしていることをユーザーのみなさんが知ったら、それはモチベーションが上がり、エクスペリエンス(体験価値)を感じていただけるのではないかと思います。ユーザーのみなさんのウェルネスライフがより充実した楽しいものになると思います。

選手村(東京・晴海)内のフィットネスセンター

広々としたスペースに、総計約600点のテクノジムのフィットネス機器が並ぶ圧巻の光景

テクノジムは東京2020オリンピック・パラリンピック大会フィットネス機器公式サプライヤーとして、全国およそ30カ所のフィットネスセンターに総計1,500点にも及ぶフィットネスマシン及びツールを提供し、アスリートらのコンディショニングを支えているが、ここ東京・晴海の選手村に設置されたフィットネスセンターは、延床面積3000㎡のスペースに総計約600点のテクノジムの最新の最上位マシン及びツールが並んでいる。4つの主なゾーンを紹介しよう。

カーディオゾーン

同社最上位のアップライトバイクとトレッドミル(「Artisライン」)をラインナップ。さらには、パラリンピックに出場するアスリートが車いすのまま上半身のトレーニングをすることもできる「Excite Live Top」も並ぶ。

ストレングスゾーン

パワーラック」「プライオボックス」などフリーウェイトや「Cable Staions」などを配置したエリアは、各スポーツの競技特性―例えば、パワーや瞬発力、コーディネーション力を維持・向上させるための筋の連動性を保ちたいといったニーズ―に対応したトレーニングができるので、今大会期間中も、コンディショニングゾーンと並んで、アスリートらによく利用されることだろう。

スキルアスレチックゾーン

研究所や有名大学などと連携して作り上げられたSkillラインSkillrunSkillmillSkillrowSkillbike)をレイアウト。パワー、スピード、スタミナ、敏捷性というスポーツパフォーマンスの発揮に必要な4つの異なるスキルを強化することを意図。大会期間中の身体コンディションの調整にも最適だろう。

ファンクショナルゾーン

パフォーマンスやコンディションを整えるゾーン。ファンクショナルマシン「Omnia」は、一台で8人が一時にトレーニングを行える。8種類のトレーニングで筋の連動性を維持するとともに、全身の筋をくまなく整えることができる。

テクノジム ジャパン株式会社

〒140-0002 東京都品川区東品川2-3-12 シーフォートスクエアセンタービルディング18階

TEL: 0120-576-876 FAX: 03-5495-7789

Email: jp_info@technogym.com

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