スポーツジム内の放課後等デイサービス「AKIDS」オアシス南大沢24Plusにて11月オープン

発達専門医監修の運動療育プログラムで運動指導のプロが障がい児の成長を支援

「Well-being First!」を企業ミッションに掲げる、株式会社東急スポーツオアシス（以下、オアシス）は株式会社日栄（以下、日栄）が運営するサービスをオアシス南大沢24Plusに導入し、発達障害のあるお子さまを対象としたマンツーマンで運動療育を行う児童発達支援・放課後等デイサービス「AKIDS（エーキッズ）」を2023年11月1日（水）に開所することを予定している。

AKIDSサービス提供の背景

オアシスはスポーツジムやスイミング・バレエなどのキッズスクールの運営を通して、一人ひとりの生き方が異なる現代人が健康的な生活を送るための支援を長年行っている。地域社会の健康を支えてきたオアシスは、運動を安心・安全に行える環境と運動指導に関するノウハウがある。それらを活かし、より多くの人のウェルビーイングな生き方を実現するために、これまでオアシスでのサポートが不十分だった発達障害をもつお子さまを対象とした「AKIDS」の開設・運営の許諾を八王子市より日栄が取得し、南大沢24Plusにてサービスを提供する。

オアシスがAKIDSのサービスを提供するのは、もりのみやキューズモール店に続いて2店舗目。南大沢24Plusでは無料体験会を2023年9月～10月の期間で実施予定だ。地域のお子さまと保護者が安心・安全に通えるよう、オープンに向け準備を進めている。

AKIDS南大沢の特長

3歳～小学生の発達障害をもつお子さまのレベルに合わせた療育プログラムを提供する（通所には受給者証が必要）運動療育特化型の児童発達支援・放課後等デイサービス
スポーツジムという安全に運動を提供できる環境で、運動指導のプロが療育を担当
マンツーマンのサポートで、お子さまの個性に合わせた支援が可能
鉄棒やマットなど学校の体育授業で使われる用具を用いて指導し、学校生活がより楽しくなる

「AKIDS」に込められた想い

「AKIDS」という名称には、「子どもたちのアンサー（answer）になりたい」という想いが込められている。提供する療育プログラムは、発達障がい専門医の監修と学校教育に基づき開発された。療育とは「治療×教育」の意味で作られた造語。医療と教育をもとに作られてはいるものの、運動に特化した療育は少ないことが問題となっている。

AKIDSが提供する運動療育の効果について

図．愛知児童青年精神医学会第14回学術総会にて発表したAKIDSが提供する運動療育の効果例

AKIDSが提供する運動療育による支援は、基本的な日常生活動作（ADL）の自立や学校・社会で生活するためのスキルを身につけることを重視している。「身体や手先を器用に動かせない」「よく物にぶつかる」「姿勢が崩れやすい」「自転車に乗れない」など、身体各部を協応して上手に使えないお子さまや、「新しいことへの不安感」「注意散漫」が目立つお子さまに効果的だ。

家族や医療と連携した運動療育では、半年ほどの短期間でも心理的・体力的な成長が、学術的にも認められている。5歳のお子さまが1年間運動療育を継続した際の成長例（上記図）は、2023年3月12日（日）に開催された「愛知児童青年精神医学会第14回学術総会」にて発表されている。

お子さまが身体を動かす時間を増やすことは、睡眠や食事習慣をより良くすることにも有用である。運動による望ましい心身発育は将来的な生活習慣病予防にも繋がり、自立の一助となる。