技能や能力を磨き、自立した人材の育成に力を入れる遠藤一佳氏の連載。2023年は、同氏が注目する人物にインタビューする対談形式でお届けする。第15回は、株式会社Tsumugu.58 代表取締役 恩田康弘氏。会社名に込められた想いから家族の大反対まで、赤裸々に語る。(以下、敬称略)

お客さまに
幸せになっていただきたい!

遠藤:今回は2022年8月15日に神奈川県横浜市南区に「スモールジムHappyBranch」をオープンした、株式会社Tsumugu.58代表取締役の恩田康宏さんにお話を伺います。現在のビジネスについてお聞きする前に個性的な社名に込めた思いを教えてください。

恩田:会社名は「ツムグ.ドット.ゴーハチ」です。「紡ぐ」という文字には「糸と糸とをつなぐ」という意味があります。私はもともとこの文字が好きで、そこに「人と人とをつなぐ」という思いを込めました。そして点である「.」には「ひとりひとり」。「5」には「ご縁」。「8」には「末広がり」という意味を込めて、「ひとりひとりのご縁を紡いで広がっていく場所をつくりたい」という想いを社名にしました。

遠藤:素晴らしい社名ですね。その想いを「HappyBranch」というジム名にも反映されたのですか。

恩田:はい。「HappyBranchは「幸せな枝」という意味です(写真参照)。スモールジムが「樹」となり、そこに様々な「枝(人々)」が集い、つながり、広がる。みんなで幸せを育み、紡ぐ。そんなジムにしたいと思っています。

遠藤:そういう経営者の「人への想い」があるジムがどんどん少なくなっていますね。無人化、効率化ばかり考える経営者が増えていることには寂しさを感じます。

「施設の管理人」では楽しくない

遠藤:独立起業に至るまでの恩田さんのキャリアを簡単に教えてください。

恩田:業界大手企業等を経て、前