フィットネスジム「LifeFit」を運営する株式会社FiT(本社:京都府京都市、以下「FiT」)が、FC契約・店舗出店を加速させている。3月18日には、東京地下鉄株式会社とFC契約締結を、また4月4日には、株式会社東京富士カラーとの契約締結を発表し、それぞれ1号店が、4月に開業している。トータルでLifeFitは122店舗になっている。

リーズナブルながら専用アプリ、マシンで利便性と品質を確保

FiTは、「健康の民主化」を掲げ、誰もが手軽に健康増進に取り組める世界を目指し、健康寿命の延長、社会保険料の削減など、日本の社会問題の解決を目指しているヘルステックベンチャーである。
同社が展開するフィットネスジム「LifeFit(ライフフィット)」は、IT技術や手軽に通える仕組みをかけ合わせることにより、1ヶ月3千円台から通え、入会・休会・管理費などはないリーズナブルな料金体系、利用前後の手続きが専用アプリで完結する利便性、充実したマシン設備を24時間利用可能とした品質、の3つを特徴としたジムで、2022年2月に1号店を京都市内に開業、FCだけでなく直営での出店にも力を注いで、3年間で100店舗出店を達成している。さらに出店が続き、現在は122店舗となっている。

自社開発のアプリ×無人ジムに加え、開業支援、マシンメンテナンス、運営までを行う体制が整っていることがFC加盟側にはメリットとなり、FC店を増やしている。

事業多角化を狙い参入した東京地下鉄、葛西駅に1 号店開業

その1社として、3月18日にFC加盟を発表したのが東京地下鉄(東京メトロ)である。東京メトロは、鉄道事業の売上高、利益の割合が高く、他の地上を走行する鉄道会社のような不動産収益事業を行ってきておらず、近年では事業の多角化をどう進めていくかが、企業の成長戦略の大きな課題となっていた。
多角化事業の1つに選ばれたのがフィットネスジムとなった。東京メトロの理念である「東京に集う人々の活き活きとした毎日に貢献する」ことに従い、健康事業に着目した。
開発に際しては、FiTと協業し、適正な物件を探し、東京メトロが賃貸。FiTが店舗づくり、マシン導入を行う。

原則は無人運営となるが、店舗清掃は徹底し、東京メトロで日々活動する清掃スタッフ