プロティア・ジャパンが日本正規販売代理店に
「Live Active」の理念に基づき、科学的に信頼性の高い製品を取り扱う株式会社プロティア・ジャパン(以下、プロティア・ジャパン)。2023年11月1日より、ピラティス器具のリーディングカンパニーであるイギリスのアラインピラティス社(以下、アラインピラティス)と、日本正規販売代理店契約を締結した。ヨーロッパで大きなシェアを誇る同社が、成長著しい日本のピラティス市場に参入を決めた。アソシエイト・ディレクターのジョナサン・ウィットビー氏に胸の内を訊いた。
-
アラインピラティス社アソシエイト・ディレクタージョナサン・ウィットビー氏
まずは、アラインピラティスついて、教えてください(CBJ)
アラインピラティスは、2010年に発足し、スタジオグレードのピラティスマシンを、リーズナブルに提供できる体制を整え、ピラティス発祥の地である北米以外でも、ピラティスを広めることを目標としています。創業以来、明確にしているミッションは「リーズナブルな価格で、現代的設備を世の中に展開する」ことです。そのため、研究やプロトタイプの制作を多数行い、製品の有効性を確認することなどに、力を入れています。
アラインピラティスの強みの1つとしては、「多様な製品レンジ」を挙げることができます。ピラティスに対するニーズは多様化しており、その要求に応えるために、様々な機能を備えた製品を取り揃えています。また、ミッションでもある投資対効果の高さも、強みの1つと言えるでしょう。私たちは、市場において最高のピラティス体験をご提供できると確信しています。
北米はピラティスの大きな市場ですが、「価格」という点で、新しい市場を作るということですか?
その通りです。特に、私たちは、ヨーロッパのブランドの中で選ばれていると考えています。北米は、ピラティスの主要な市場ですが、私たちは、ヨーロッパの企業として、価格面で勝負できるポジションにあり、北米市場でも選択肢の1つとなっています。
現在、世界で30カ国にディストリビューターが存在しています。
ピラティスは日本でも最近、流行してきていますが、世界やイギリスは、どういった状況なのでしょうか?
世界的に、ピラティスはこの5~6年で大きな成長を遂げています。イギリスでもピラティスは、フィットネス業界をはじめ、多くの業界で行われています。エクササイズやリハビリ、さらにフットボールやラグビーのアスリートからも取り入れられ、その目的は多岐に渡っています。特に、アラインピラティスのリフォーマーは多くのプロチームにも導入されていて、プレミアリーグの約半分のチームで利用されています。日本でも、広島カープなどプロスポーツに導入するケースが出てきています。
また、ピラティスを取り巻くデモグラフィックは、近年大きく変わりました。イギリスでは、多くの男性がピラティスを行っていますが、以前は少数でした。現在のピラティスのユーザー人口は約60%が女性で40%が男性となっており、男性ユーザーの成長は大きくなっています。
とはいえ、このユーザー人口は、性別などに限ったものではなく、ユーザーが非常に多様化していると言えるでしょう。
プロティア・ジャパンとパートナーシップを組み、日本市場に参入した決め手を教えてください
これまでも、日本でアラインピラティスの製品を販売したいという問い合わせはあり、日本市場での需要があることはわかっていました。これはアラインピラティスの、拡大戦略の一角であると、認識しています。
プロティア・ジャパンには、私たちからパートナーシップ契約を依頼しました。プロティア・ジャパンはしっかりとした顧客ネットワークが構築されていることや、また「パワープレート」や「ナボソ」などの世界でも有数の製品を取り扱うだけでなく、お客さまにウェルビーイングを提供している企業です。私たちのブランドを代表する大切なディストリビューターとしての厳しい評価基準もクリアしていました。
将来の展望について教えてください
アラインピラティスの事業を拡大していく計画を描いています。そのうちの1つが「日本市場」であり、現在、重きを置いています。日本の市場は、非常に高いポテンシャルがあると信じています。ぜひ、日本でピラティスが成長していく姿を見ていきたいと思っています。さらに、私たちのグローバルなプレゼンスを強めていくことも、コミットメントとして掲げています。
アラインピラティスでは、新しい機能を備えた製品を開発中です。その時が来たら、プロティア・ジャパンからニュースが届きますので、お楽しみに。