姿勢づくりと確実に着実な負荷耐性がつくれる独自のトレーニングを、プロ・アマチュアのアスリートから体育会学生、一般の方にまで幅広く提供しているジム、SAMURAI stability®。そこで日々の指導に必需品となっているアイテムが、株式会社パワープレート・ジャパンのパワープレート®である。その魅力や効果、活用事例を、株式会社サムライスタビリティの代表を務める稲垣宗員氏に訊いた。
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株式会社サムライスタビリティ代表 稲垣宗員氏
再現性と安定性で信頼できるツール
学生時代のラグビー経験、大学卒業後に働いた教員での運動指導経験から、身体の変化やパフォーマンスの向上に筋力トレーニングが大事であることを理解していた稲垣氏は、S&C(Strength&Conditioningの略)という言葉を教員時代に初めて知った。
「ストレングス(筋力、パワー、スピード、バランスなど)」と「コンディショニング(柔軟性、全身持久力など)」は、あらゆる人が快適な日常生活を送るために必要不可欠であると理解し、S&C活動の勉強と経験を重ね、その大切さを拡げるべく立ち上げたジムがSAMURAI stability®である。
様々な指導方法や数多くの識者に出会い、指導の再現性や安定性が一人ひとりの目的や特性に合わせた指導をするうえで大事と考えていた。そのタイミングで巡り合えたのが、現在リコーブラックラムズ東京でハイパフォーマンスマネージャーを務める若井正樹氏に勧められたパワープレート®である。若井氏からの熱い推薦が冷めやらぬなか、SPORTECでパワープレート®に再会した当時を「治療家でない自分は身体の細部に負荷を掛けられない。そこを補えるだけでなく、エビデンスに基づいたツールであり、再現性と安定性の面において信頼できると感じました」と振り返る。
S&C活動を続けるうえで、パフォーマンスの維持・向上を目指していた同氏は、自身の足首の怪我を例に挙げて次のように話す。「関節の痛みをギプスで一時的に固めて、マイナスをゼロにすることはできる。ただ、ゼロ以上のことをやらないと、身体は戻らない。そこには強化や補強が必要。ポイントを押さえパワープレート®に乗って、振動に負けずに倒れないように正しい姿勢を維持するだけでシンプルに効果が生まれます。ただ、継続することが重要で、私自身1年続けたところ、久しぶりに出場したラグビーの試合で、これまでの足首の違和感がなく、プレーすることができました」
会員様の定着率向上にも寄与

前後・左右・上下という「3次元」の範囲に対し、1秒間に25 ~ 50回の高速で振動し、身体のあらゆる細部に負荷をかける。自然なバランスが振動により崩れるため、身体を元の状態に戻そうと多数の筋肉が刺激される、というパワープレート®の特性を理解している読者は数多いだろう。効果に加え、フォルムや存在感にも惹かれている稲垣氏は自身の活動において、どのように活用しているのだろうか?
「運動未経験の方にとってシンプルで使いやすいツールなので、セルフのコンディションづくりやワークアウトに、また運動後のストレッチやお出迎えワークアウトにも活用しています。最近では女性の方で、パワープレートに肘を置いて、手を顔や目元、頭皮に当ててのリフトアップやリフレッシュとしても使われています」と同氏。
稲垣氏は続けて話す。「会員さま同士で使い方をレクチャーし合うこともあり、コミュニケーションの機会が増え、定着率向上にも寄与していて、その役目は唯一無二の存在となっています。外部でチームを指導する際には、パワープレート®MOVEを宿泊施設に持ち込んで、コンディショニングルームに置いたり、身体を目覚めさせるために朝食前のモーニングアップとして活用したりしています。指導するうえで、本人のやる気や元気は大事ですが、『その気』を醸成していくことも大事」
確実、着実、堅実に丈夫な身体を実現

「適材適所」を座右の銘とする稲垣氏は「確実、着実、堅実に丈夫な身体づくりをサポートしたい。パワープレート®は、あらゆる利用者にとって即時効果が高く、無理なく続けられる体験型ツール。その体験を始めてみることが大事で、ゼロを1に、1を2に引き上げることが大切になってくる。運動のハードルが高いと感じられる方が多いなか、健康づくりの第1歩を推進していきたい、そこに欠かせないのがパワープレート®」と話す。
フィットネス事業者は、提供する価値と本質、利用者の即時効果を見直すことにより、さらなる成長を手にすることができるだろう。