ピラティスとも相性抜群、Technogym のアセスメントステーション


運動する目的や理想へのゴールの道筋は、ユーザーの年齢や体力、筋力や柔軟性といった身体レベルにより、多岐にわたる。それゆえ、フィットネス事業者は一人ひとりのユーザーに合わせた的確な指導を提供することが大切になってくる。宮崎県延岡市でパーソナルピラティス「PILATES style(ピラティス スタイル)を展開する株式会社Style One(以下、同社)は、身体評価のパートナーとして、Technogym Checkup(チェックアップ)を選定した。このアセスメントステーションを導入した経緯、ピラティスとの相性の良さ、施設とユーザーにとってのメリットに迫る。

株式会社Style One
代表取締役 藤田剛央氏(右) 
パーソナルトレーナー 猪俣英雄氏(左)
パーソナルトレーナー 柳田恵利奈氏(左から2人目) 
パーソナルトレーナー 後藤紬希菜氏(右から2人目)

 

多方向からの身体評価とピラティスとの相性の良さが最大の決め手

「身体を変える、人生が変わる。」をコンセプトに、2019年6月、同社はパーソナルトレーニングをメインとした会員制スポーツジム「Style One(スタイル ワン)をオープンした。「自分が生まれ育った延岡で、周りの方を健康にしたい。トレーナーを長く続けてきて、多様で楽しいプログラムと、個々のニーズに対応した丁寧なサポートが、運動継続の鍵を握ると考えていた」とオープン当時を振り返る同社代表取締役の藤田剛央氏。

Style Oneで使うマシンとしてTechnogymを選定した理由を「非常に高いデザイン性と実際に利用してみて機能がとても優れていて使いやすかった点、そして私が黒と黄色がとても好きだったことから、選定しました」と嬉しそうに話す同氏。

同社は、高い顧客満足度とリピート率を誇るStyle Oneの成功体験を自信に、カウンセリング内容や評価をもとにお客さまの悩みや要望に応えられ、一人ひとりに合ったプログラムを提供できる、身体を整え理想に近づける場所「PILATES style」を今年3月にオープンすることを決めた。

ユーザーの身体を評価するうえで、大切な存在となるパートナーに、TechnogymのCheckupを導入したきっかけを藤田氏は以下のように話す。

「以前は体組成による身体評価のみでしたが、見えづらい部分がたくさんありました。様々なプログラムをつくり、提供していくなかで、お客さまにとってもトレーナーにとっても、身体を数値化・可視化したい、そこで出会ったのがCheckupです。可動域やバランス、マインドといった多くの観点から測定できることで、身体を総合的に評価できるだけでなく、可動域やバランスは特にインナーマッスルが活躍するので、そこへのアプローチとして、ピラティスにとても相性が良かったのが最大の決め手です」。

ユーザーの身体評価をともに確認し評価できるTechnogym Checkup

清潔感のある空間で、パーソナル以外の時間も営業時間内はゆったり自由に通えるPILATES style。ピラティス以外のマシンやツールも完備していること、Style Oneと相互利用できることもあり、主に女性の利用を中心に、3月のオープンから順調に推移しているという。PILATES styleの特徴や強みを、柳田恵利奈氏に訊いた。

「PILATES styleの一番の特徴は、お客さまの目的に合わせた運動メニューをつくり、マシンや様々なツールを活用して提供している点です。強みは、延岡市初上陸となったピラティスマシンを使っての機能改善や姿勢改善。お客さまの悩みに合わせたメニューを提供し身体の動きを改善すること、またTechnogymのCRMをもとにしたマシントレーニング指導やCheckupによる身体評価をもとにした指導など、総合的なサポートを行っていることだと思っています」。

6つの分野の測定により、メンバーのモチベーションの指標となる健康年齢「Wellness Age™(特許出願中)」を算出できるCheckup。PILATES Styleでは、どのように活用しているのだろうか?

柳田氏は「まず、入会時に測定していただくようにしています。可動域やバランスを測定したたうえで、その方の悩みを発見し、こから運動の処方を進めていきます。さらに1~2ヶ月後に再度測定を行い、そこでどのような変化があるかを会員さまとともに確認して、評価するといった流れになります」と説明する。

変化がもたらすユーザーのモチベーションアップ

Checkupを導入したことは、施設側にどのようなメリットをもたらすのだろうか。

「身体評価が数値で可視化できる点、スタッフがお客さまの変化をわかりやすい、という点が一番のメリットだと感じています。評価とお客さまのニーズを基に運動プログラムを処方し、お客さまがどれだけ施設に来てそのプログラムを実践しているか、またその方の筋力アップやレベルアップ、スキルアップという成果を数値で示せる点もメリットと感じています」と柳田氏。

続けて、ユーザー側のメリットを以下のように話す。「会員さまから『変化を感じ取ることができた!』という声をたくさんいただいています。肩の可動域が狭かった方は、ピラティスや筋力トレーニングを少しずつ行っていくなかで結果が出たと聞いています。また、複数回の経時的な測定でより良い変化が出ている方が多いので、モチベーションが上がり、日々楽しく運動してくださる方が増えてきていると実感しています」。

施設の強みがもたらす利用者満足度

形態が異なる両施設を運営することにより、同社はトレーニング指導やサービスにおいて、明確な強みを持っているという。猪俣英雄氏は「他のパーソナルジムだと『トレーニング』がメインになっているが、当社ではトレーニングの他に、ストレッチを入れたり、フリーでマシンを利用する際にメニューを提供したりと、ずっと同じようなプログラムにならないよう、組み合わせを工夫しています。また、様々な年齢層の会員さまがいらっしゃるので、一辺倒ではなく、その方のレベルに合わせた指導を行っていることも強みといえます」と話す。

日々両施設を利用する会員は、どんな成果に満足しているのだろうか。

「自身の身体の状態がCheckupで目に見えてわかることが素晴らしいと感じています。自分では普通のレベルと感じていたことが、測定したら平均以下ということもありますが、次へのモチベーションにつながっています。スタッフの方々とまた、ホノルルマラソンにチャレンジするのを目標にしたいと思っています」と女性の利用者は話す。

また別の女性利用者は以下のように話す。「自身の数値を図る機会があまりないので、Checkupで今の自分の状態を知ることができて嬉しかったです。今後また測るときの結果が楽しみだと思っています。また、スタッフの方々が本当に工夫して様々な指導をしてくれるので、飽きることなく利用しています」。

最近働き始めたばかりであるが後藤紬希菜氏は「会員の皆さんが気軽に声を掛けてくれるので、とっても楽しく過ごせています。また、スタッフの方々が優しく指導してくれ、毎日勉強になっているので、早く成長できるよう頑張っていきます」と笑顔で話す。

今後の展望を藤田氏は「Style Oneは身体を鍛える、PILATES styleは身体を整えるという目的で取り組んでいるが、会員さまに複合的、かつ多方向からアドバイスできるジムを展開していきたい」と力強く語る。

ピラティスのマシンと相性が良いCheckupをはじめとしたTechnogymのソリューションは、両施設の運営に欠かすことができない大切なパートナーといえよう。