一般社団法人日本マタニティフィットネス協会(以下、JMFA)は、妊婦向けのマタニティプログラムだけでなく、産後ママやベビー向けプログラムや不妊、更年期など女性特有の悩みを解消するためのプログラムを提供している。

【お話を訊いた方】

  • 吉住 透氏
    一般社団法人 日本マタニティフィットネス協会 営業企画部 統括主任
  • 小久保一恵氏
    同 教育企画部 統括主任 小久保一恵氏

妊婦と胎児に必要な運動を提供 妊娠による退会を防ぐ

JMFAでは産婦人科医が妊婦の運動療法の研究した結果をもとに、35年以上前から妊娠中の女性にマタニティビクス®を提供している。その後、マタニティヨガやマタニティアクアなどプログラムを増やし、主に産婦人科やフィットネスクラブで展開している。

マタニティビクスは妊娠13週から行うことができ、出産に必要な体力づくりや胎児の発育のための環境をつくることができるほか、産後の回復をスムースにすることで育児に必要な体力をつけることができる。

「妊娠により退会せざるを得ないお客さまに、継続して通っていただくことができます。その後の産後プログラムやベビープログラムなどと合わせ、お客さまの継続につながると思います」(吉住氏)

産後、不妊、更年期 女性の悩みに沿ったプログラム

マタニティプログラムは妊婦と胎児にとって必要なものである一方、リスクが大きいと感じる事業者も多いだろう。胎児の心拍や体調の事前確認など安全を確保するための義務付けの実施 も必要だ。一方、産後プログラムは、 マタニティプログラムと比べてリスクは少ない。

同協会は産後プログラムとして、母親主体の「ママフィットwithベビー」「ママヨガwithベビー」と赤ちゃん向けの「ベビービクス&ベビーヨガ」「ベビーママアクア」を展開している。

「産後の女性の悩みで多いのは、体力の低下と体型の崩れです。産後の身体の特徴に合わせたエクササイズを行うことで、妊娠前よりきれいで元気な身体を目指します。また、参加者同士やインストラクターとのコミュニケーションにより産後鬱を防ぐことにもつながります。さらに、プログラムを通じて赤ちゃんとのスキンシップをとることもでき、母子双方の精神的安定につながる効果もあります」(小久保氏)

さらに、同協会はこれまで培ったメソッドを活かして、更年期女性向けの「メノポーズケア」や将来妊娠を考えている女性のための「プレマタニティフィット」も展開している。

「メノポーズケア」は、更年期およびその前後の身体症状の予防・改善と健康維持のためにつくったプログラムだ。更年期といわれる40~60歳の女性はフィットネスクラブでもボリューム層といえるだろう。同プログラムにより、この層の悩みの解消に役立ち、継続につながるのではないだろうか。

一方、「プレマタニティフィット」は不妊治療の専門医と運動指導者が共同で開発したプログラムで、妊娠だけでなく出産まで見据えて体質改善を図る。結婚が高齢化し、不妊に悩む女性が増えるなか、これまでフィットネスに通っていなかった20~30代の女性の獲得につながることが期待できる。

マタニティ以外のプログラムはすぐに導入可能

マタニティプログラムについては導入にあたって「登録施設制度」を設けているが、産後やベビー、メノポーズケア、プレマタニティのプログラムについては自施設にて養成講習会開催または認定インストラクターの紹介によりすぐに導入することができる。

「産後やベビー、メノポーズケア、プレマタニティのプログラムは、すぐに導入できるので、すでに全国のフィットネスクラブや公共施設に導入いただき、喜ばれています」(吉住氏)

JMFAのプログラムを導入したクラブは、独自に動画配信することも可能だ。新型コロナウイルス感染が拡がるなか、妊娠中や産後の女性は特に外出を控えている人が多いだろう。不妊や更年期に悩む女性にとっても、運動不足やストレスによるマイナスの影響は大きい。彼女たちにレッスン動画を配信することで、運動不足解消だけでなくコミュニケーションによる精神的安定にもつながるのではないだろうか。

●問い合わせ

一般社団法人日本マタニティフィットネス協会

東京都目黒区自由ヶ丘1-4-6 ヒューマン・ハーバー4階

TEL:03-3725-1103

※運営や集客などをバックアップ

E-mail: yoshizumi@j-m-f-a.jp

担当:吉住