「ボディスタジオSalute」は2012年5月にオープン、今年5月から豊田通商株式会社が提供する運動管理システム「からだステーション」を導入し、お客さまとのコミュニケーションを積極的にとっている。

  • 佐藤陽亮氏
    Salute 代表
  • 松久将一氏
    株式会社豊通オールライフ  ヘルスケア事業部 ICT ソリューションG

運動が苦手な人や初心者が通いやすい加圧トレーニングメインのスタジオ

佐藤陽亮氏は、初心者が通いやすい地域に密着したスタジオをつくりたいと、埼玉県越谷市の住宅街にボディスタジオSaluteをオープンした。メインターゲットは30 〜50代の女性。新型コロナウイルス禍(以下、コロナ禍)の影響により、2〜3割が休会・退会してしまっているが、現在、想定通り30 〜50代のフィットネス初心者の女性約200名が在籍している。

「これまで運動をしていなかった人、運動したいけど苦手な人、今までフィットネスクラブに通っても続かなかった人などに気軽に通ってほしいと、住宅地に出店しました。魅せる身体よりも、機能的な身体をつくることが大切と考えており、自重で行う加圧トレーニングをメインにしています。ダイエットや不調の改善のために通われています」(佐藤氏)

体組成や運動履歴を可視化 長期的な目標へアプローチ

同クラブがからだステーションを導入したのは、体組成や運動履歴をスマートフォンで簡単に確認できること、長期的な目標へのアプローチがわかりやすくなることなどに魅力を感じたから。

「会員さまそれぞれの目的がありますが、短期間で達成できるものばかりではありません。からだステーションを利用することで、運動履歴や身体のことが一目でわかり、目的に対してきちんとアプローチできるようになっています」(佐藤氏)

月会費プラス1,980円で提供するほか、「からだステーションのみ利用したい」という会員さまの家族や友人からの要望を受け、2,980円でからだステーションと有酸素マシンのみ利用できることにした。まずは会員さまのからだステーション利用を増やし、その後はからだステーションのみの会員も募っていきたい考えだ。

「退会してしまったお客さまのなかには『もっとスタッフと話したかった』というご意見があります。からだステーションを通じてコミュニケーションをとることで補えると考えています。また、健康維持や機能改善などの効果は長期的にみないとわからないので、結果を出すには、継続が必要だと考えます。からだステーションを利用している会員さまから『測定データを可視化することにより自分と向き合えるようになった』というお声をいただいています」(佐藤氏)

からだステーション3つの機能をバージョンアップ

からだステーションは、ウエアラブル端末などで記録した運動量やクラブで測定した体組成、血圧などの測定結果を、スマートフォンアプリやタブレットで可視化できるもの。クラブ内外のデータを一元管理し、会員サポートや日々の接客・指導を効率化する。

会員さまに対して、プッシュ通知によるアドバイスやメッセージを自動または都度配信することができ、コミュニケーション強化や来店促進につながるサポートを効率的に行える。また、アプリを介してレッスン動画や健康レシピ・コラムなどのコンテンツも配信できる。

今年10月からは、体組成計、血圧計のデータ連携を強化・拡張。新たに連携の対象となる機器を拡張した。これにより、すでにクラブで所有する機器からも簡単にデータを連携・管理できる。

また、クラブへの入館や継続期間、歩数・カロリーなどの運動量、イベント参加や誕生日などに応じて自動でポイントが貯まり、景品を提供できるシステムもバージョンアップ。ポイントが付与されやすい仕様へ変更し、景品にAmazonギフト券やカタログギフトなどを追加した。クラブへの入館数や運動量に応じて勲章(バッジ)を獲得でき、アプリ上で管理ができる機能も新たに加わった。

さらに、来春には、基幹システムとのデータ連携、レポート作成機能を追加。これまでデータ連携が特定の会員管理システムに限定されていたが、システムを問わず可能になる。基幹システムの会員情報や利用状況、からだステーションから得られるライフログを一元管理することで、日々のフォローや運営を効率的に行うことが可能になる。

フィットネスクラブの運営を強化・改善し、経営課題を解決するための様々な追加機能の開発、バージョンアップを実施しているからだステーション。会員さまとのコミュニケーションの強化につながるだろう。