ゲームを通して人とつながった経験から、ゲームの家庭教師「ゲムトレ」を立ち上げた小幡氏。人生を豊かにするツールとしてゲームを使ってほしいという想いから、ゲムトレは、不登校の人に居場所を提供し、コミュケーションを大切にしている。トレーナー同士が同じ方向を向き、顧客とつながっていく際に発揮されるリーダーシップとは。ゲームを通して人とつながった経験から、ゲームの家庭教師「ゲムトレ」を立ち上げた小幡氏。人生を豊かにするツールとしてゲームを使ってほしいという想いから、ゲムトレは、不登校の人に居場所を提供し、コミュケーションを大切にしている。トレーナー同士が同じ方向を向き、顧客とつながっていく際に発揮されるリーダーシップとは。

―小幡さんは毎日10時間以上ゲームで遊ぶほどゲーム好きだとお聞きしました。ゲムトレを立ち上げてからは順調ですか?

逆境というほどの逆境はありませんでした。強いて言えば、ゲムトレをリリースしたときに批判の声が多くあったことです。

Twitterで、「こんなサービスが出てきた日本は終わりだ」「このサービスを使っているやつの顔がみてみたい」「ゲームがうまくなるためにお金を払うなんて、才能がない」とまで言われました。匿名のアカウントもありましたが、ゲーム好きな人からもそのように言われました。

―ひどいですね。どのように立ち直ったのでしょうか?

実は、予想の範囲内でした。あまり気にとめていませんでした。

なぜなら、自分たちの提供するサービスの顧客ではないからです。もちろん、実際に使ってくださったお客さまからご指摘いただくのであれば話は別です。世にないものをつくると叩く人はいるものです。

―そうだったんですね。今、トレーナーの指導力が高く、大人気だそうですね。どういった基準で採用されているのでしょうか?

立ち上げ当初は、フォートナイトの大会の実績などで採用していました。

優勝したプレーヤーにスカウトしていたのですが、うまくいきませんでした。というのも、ゲームがうまい人が、教えるのがうまいとは限らないのです。上から目線のトレーナーもいて、生徒からの評判も悪かったです。ゲムトレとトレーナーの関係性についても、基本的には対等だと思っていましたが、謙虚さに欠ける人柄も見えてきました。

なので、採用の方向を変えることにしました。スキルはもちろん大事ですが、スキルがずば抜けているから採用するのではな