テクノジムのストレングスマシン(Selection 900ライン)に導入された(後付けも可能)デジタルソリューション「Unity Mini」コンソール。ガイダンス機能を搭載し、正しいマシンの使い方からトレーニング方法などを動画で紹介することで、会員の利便性向上とともに、施設スタッフのより効率的なサービス提供を実現した。ここでは「UnityMini」導入により、運営品質が大きく向上した2つのクラブにお話を伺った。

【導入事例1.総合クラブ】フィットネスクラブ「ピノスけいはんな」

京都府にある関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)の中心に、2006年3月にオープンした「ピノスけいはんな」。同年にグッドデザイン賞を受賞した、陶器二三雄氏設計による施設は、広い窓からたっぷりと自然光がふりそそぎ、日中は照明不要なほど明るく開放的な空間を提供する。

 

動画解説により初心者にも安心感を提供

トレーニングジムのマシンはすべてテクノジム社製で統一され、オープン当初から同社のTechnogymキーを導入。会員は、各マシンにキーを挿入することで、自身のトレーニング履歴を蓄積していくことができる。また、テクノジムのmywellnessクラウドに保存された個人アカウントにPCやスマートフォンでアクセスすることで、自宅などでも履歴を簡単に確認することができる。同施設では、約2年前に新たに「Unity Mini」を導入。店長の喜多一也氏は、その理由を次のように語る。

「フィットネスクラブのサービスにおける変動要因には、事前評価が困難なことや、不均一性、顧客のプロセス参加、無形性、需要の変動などがあると思います。これらの観点から、デジタルソリューションを導入することによって、お客さまに安心・安定したサービスが提供できるようになると考えました。見学者や初心者のなかにはマシンの使い方に不安をもつ方が多くいますが、『Unity Mini』のガイダンス機能を使えば動画でわかりやすく紹介してくれるうえ、正しいフォームやペースで行えているかも示してくれるので、『使い方や正しいフォームを把握しやすい』『トレーニングのテンポをとりやすい』などと好評です。実際、当社が最も力を入れている3ヶ月以上の在籍率向上にも非常に効果が出ています。導入後は『トレーニング動作がきれいになった』という喜びの声も聞かれています」

同施設の会員の平均年齢は59歳と、ご高齢者の方が多くなっているが、そのような方ほど「安心してトレーニングできる」と喜ばれている。現在では、ご高齢の方含めスマートフォンの利用が一般的になったこともあり、コンソールをタッチすることで簡単に操作できる「Unity Mini」は、導入当初から大きな混乱もなく受け入れられたという。

なお、先の“正しいフォームでトレーニングできているか”については、きれいに伸びた波形をなぞるマークで示されるようになっており、フォームがくずれると、マークが波形からずれることで気づけるようになっている。長年同施設に通う会員の本島陽子氏(71歳・女性)も「ジムはほぼ毎日利用するのですが、すべてのマシングッにコンソールが付いていて、使い方を視覚的に示してくれるのでとてもわかりやすいです。なにより画面の波形を追いかけながらトレーニングすることが、ゲームのような楽しさを感じます。Technogymキーが記録していてくれるので、マシンごとの負荷を覚えておく必要がないことも便利ですね」と笑顔で語ってくれた。

 

スタッフの研修時間が半分に

「Unity Mini」は施設の効率運営にも大きく寄与している。喜多氏は、スタッフの研修時間が大幅に削減されたと喜ぶ。

「スタッフも動画で操作性を学べるので、言葉で細かく教える必要がなくなりました。研修では、指導者によって表現などにどうしてもバラつきが生じてしまいますが、『Unity Mini』を使用することで、指導内容の均一化を実現できました」

サービス向上にも大きな役割を果たしているようだ。これまでスタッフは、会員へのマシンの説明や取り扱い方、トレーニング方法などの説明に多くの時間を割いていたが、「Unity Mini」導入後はその説明が簡略化できるようになったことで、自身の自己紹介などより深いコミュニケーションや、顧客満足度調査の実施など、運営改善の業務に時間をとれるようになった。

「スタッフがより本質的なサービスに専念できるようになりました。お客さまへ積極的に声をかける光景が増えましたし、顧客満足度調査によって施設の改善点に気づくこともできました。これらにより、継続率が高くなり、ご紹介も増えています」(喜多氏)

スタッフも、クラブ運営を向上させる取り組みに貢献できていることを実感し、よりモチベーション高く働けるようになっているようだ。