この取材の文字起こしをChat GPTを手掛けるOPEN AIが提供しているWhisperというツールで行った。我々も、時代の波に乗って業務効率化を進められることを肌で感じることができた。

その方法を取材中に教えてくれたのが、現在はフリーランスで活動する平岡 拓氏。Chat GPTやノーコードツールに精通している。同氏に加え、フィットネス業界で特にChat GPTを積極的に活用している郡 勝比呂氏に参加いただき、このツールのすごさや活用事例、将来起こり得る産業の変革などについて、対談形式で話を訊いた。(以下、敬称略)

―平岡さんは、なぜChat GPTにお詳しいんですか?

平岡私の経歴を簡単にお話しすると、理工学部を卒業後、ノーコードツールを自社開発するベンチャー企業へ就職し、2年弱勤めました。ツール導入支援や機能の実装指示、営業などを経験しました。現在は、前職の経験を活かし「定時で帰るための個人DX」をTwitterで発信しながらフリーランスとしてコンサルを行っていますが、近々法人設立を予定しています。

私が感じていた課題は、プログラミング修得のハードルは非常に高く、労力を要するということです。だからこそ、ノーコードをはじめとした便利なツールに興味が湧きました。今後、これを皆さんにも使っていただくことで、メリットを与えることができたら嬉しいと考えています。

―それでは、近年のイノベーションの流れについて教えていただけますか?特に最近は生成AIの勢いがすごいという噂を聞きます。

平岡少し遡ってお話しすると、インターネットやスマホなどのデバイスが普及し、情報の格差が小さくなったのが10年前くらいです。ここ5年くらいは、SaaS(Software As a Serviceの略)やノーコードツール、LINE公式などが出現し、フィットネス業界もDXが進んできたという印象です。しかし、それをも遥かに凌駕するほどの破壊的イノベーションが、生成AIの登場です。