コンディショニングを通じて、人々のライフパフォーマンスの向上を目指す株式会社R-body(以下、R-body)。コンディショニングに特化したジムを運営し、アスリートから一般の方まで、多くの人々のパフォーマンスの向上を実現している。そんなR-bodyが、本誌でも度々紹介した、POWER PLATEREVO(Fitness Business 通巻124号、126号参照)を、新たな切り札として導入した。コンディショニングのプロフェッショナル集団は、REVOをどのように活用し、さらなるサービスの向上につなげていくのか訊いた。

  • 株式会社LÝFT(以下、LÝFT)は2018年にフィジークのIFBB PROを保有するエドワード加藤氏によって立ち上げられたアパレルブランド。2020年にはサプリメント領域に手を広げ、2023年5月にはLÝFT GÝMをオープンしてジム運営に乗り出した。表参道ヒルズの地下3階に堂々オープンした同ジムの総工費は3億円を超えるが、妥協を一切許さないハード面のこだわりや体験価値が伝わり、相場の倍近くの会費でも集客に成功している。その全貌に迫る。
    株式会社R-body
    Chief Technical Officer
    荒井秀幸氏

トレーニング+αで運動の効果を高められる

トータルコンディショニングができることです。人のカラダをトータルで良くしていくという観点において、やはりREVOは非常に有用だと思います

R-body Chief Technical Officerとして、これまで多数の会員をサポートしてきた荒井秀幸氏は、REVOの魅力について、こう切り出した。

一概にコンディショニングと言っても、筋力トレーニングやカーディオ、リカバリーなど、アプローチの手法は様々だ。荒井氏は、全面的にコンディショニングを高めるという観点において、REVOやその他のPOWER PLATE製品が、効果的な理由を次のように説明する。

「REVOに限らずですが、POWERPLATEの製品は、普段行っているトレーニングの型を崩すことなく、+αとして加えることで、運動効果をさらに高められることが、魅力です。REVOも同じで、皆さんがどこでもやっているバイクのトレーニングに、振動を加えることで、運動時間を短縮させつつも、効果を高めるといった、革新的なアイテムなのです」 

エアロバイクを製造・販売するメーカー各社は、それぞれのセールスポイントを発表しているが、REVOにとっては、それが“振動”だった。「そこに着目したことが、まさに『Revolution』だと言えますね」と荒井氏は笑顔を見せる。

REVO は異なるターゲット層にもそれぞれの価値をもたらす

コンディショニングを高める切り札として、REVOを導入したR-bodyだが、どのような活用を想定しているのだろうか? 荒井氏に尋ねた。

「まず、アスリートには間違いなくハマるでしょう」。R-bodyには、多くのプロアスリートも在籍しているが、競技によっては、1週間に15時間といった長時間のバイクトレーニングが課せられると言う。REVOは短時間でも効果を高められるため、負担の軽減につながる可能性を持つ。さらにREVOの振動によって、運動時のエネルギー代謝にもポジティブな効果をもたらすため、多くのアスリートが求めるLT(乳酸閾値)やVO2max(最大酸素摂取量)の向上を望むことができる。

次に、荒井氏はリハビリにも有用だと説明する。関節への負担を軽減しつつも、筋力アップのための刺激を与えることができるため、そういった面においても優位性を持つ。

「R-body大手町店の会員さまの中には、ビジネスパーソンも多いので、その方々にも、ウケは良さそうです」と荒井氏は言う。単位時間あたりでの負荷量が高いREVOは、「限られた時間の中で最大の成果を上げたい」という忙しいビジネスパーソンのニーズにも応えることができる。

「もちろん、会員さま全員に有用であることは間違いありません。お客さま一人ひとりに最適なかたちで、メニューに組み込んでいきます」

既存のPOWER PLATE 製品と組み合わせて、新たな価値を生み出す

今回導入したREVOは、POWER PLATEやPOWER PLATE PULSE( ハンドガン)と併用していくと荒井氏は言う。

トレーニングの基礎的な流れは、ウォーミングアップ・主運動・クーリングダウンである。この一連の流れをPOWER PLATE製品を活用することによって、それぞれの運動効果を高めることができる。また、コンディショニングという観点においては、全身的にも局所的にも振動を加えることができるため、トレーニングの幅を広げ、よりパーソナライズされたメニューを作成できる。

R-bodyでは、主にウォーミングアップやクールダウンにPOWER PLATEを、主運動の部分にREVOを活用し、メニューに組み込んでいく想定をしています。特に、リカバリーの部分は、POWER PLATEの強みとする部分ですので、そういった使い方ができるのはありがたいですね」と荒井氏はR-bodyでの活用方法について話す。

「POWER PLATE自体は、すでに導入されているクラブも多いと思いますので、REVOを組み合わせることで、その価値を何倍にもできますし、お客さまの満足度を高めることにつながると思います」

ゼロから設備投資を行うわけではないため、クラブにとっても、導入へのハードルは、比較的低い。必要なスペースも、通常のエアロバイク1台分のため、既存の施設でも付加価値を高めることは十分に可能である。

REVOの使い方は多様である。だからこそ、コンセプトに合わせて活用することで、施設の価値を高める「革命」を起こすのだ。