Fitness Business編集部は、2023年5月18日〜8月10日に、Fitness Businessスクール第I期を開講した。参加者たちは、この業界を駆け抜けてきた先人たちから、未来につながる「知」と「気づき」を得た。同スクールは、2023年冬に第II期の開講を予定している。ここでは、総括となるDay6の内容を一部抜粋してお届けする。

次の経営者たちが対象

Fitness Businessスクールとは、「フィットネス業界の未来を創造したい」と情熱を持つ人財向けに開講された短期集中経営塾だ。今期の参加者は、半数が経営者(陣)、半数がミドルマネジメント層となり、経営者でも正解がわからないこの時代に、フィットネスビジネスに必要な実践的な知識や考え方、実行力の基礎を養おうと、30代前半の人財が中心に参加した。

今期の構成は、下記のとおり。

Day0:オリエンテーション(説明会)
Day1:マーケティング
Day2:戦略・ビジネスモデル
Day3:組織開発とリーダーシップ
Day4:オペレーション
Day5:イノベーション
Day6:総括

同スクール終了後の参加者アンケートでは、「スクール開始前に抱えていた課題は解決できましたか?」という問いに対して、「解決できそうだ」「解決に向かっている」という回答をした割合が83%となった。記述式回答では、特に、ビジネスモデルキャンバス(BMC)について理解を深めたいという声が目立った。

3C分析からスタート

同スクールのDay6は、総括として、各人が自社で行える新規事業を構想し、同スクールの先人たちからフィードバックをもらうピッチのような形式で行われた。

参加者はこれまでの講義をよく振り返ったうえで、まずは、3C分析から始めた。3Cとは、Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)だ。ここでは、1つのCについて、まずは自分でできる限りたくさん書き出す。その後、席を立って、ほかの人が書いたCの内容を確認し、改めて自分の書いた内容を付け足したり、消したりしながら1つのCを完成させ、また次のCを書き出す、というサイクルで3つのCを完成させる(この短時間ではそう簡単に完成しない)。

次に、「最終発表会の『型』」(図)に当てはめて、新規事業を構想する。この型は、BMCの簡易版だ。Day6にスペシャルゲストとして登壇した山本伸氏(一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会常務理事)が実際に高校生に講義をする際に使っているフレームワークだ。

参加者は、やがて本業になれるような事業として、例えば、完全グループ入会のみ、とか、地元で有名な人気な人にスタッフになってもらう、など自由に発想したものかつ自社のリソースでケイパビリティを発揮できるものを発表した。講師陣からは、これまでの講義内容をふまえて、業界人バイアスが働いていないか、対象顧客を見落としていないか、などのフィードバックを受けた。

最終回にあたるDay6は、予定時間を45分オーバーするほどの白熱具合となった。

◆図 最終発表会の「型」 6枚の紙芝居に仕上げよう

第II期参加者募集

第II期では、第I期には盛り込まれていなかったファイナンス&アカウンティングなど、そのほかの内容も組み込まれて、2023年冬に開催を予定している。

経営と運営の共通言語をつくるため、またリスキリングやアンラーンのためにも、現場からの参加だけでなく、現経営陣も併せて参加するとよいだろう。