沖縄県那覇市で、ぜんざいの製造販売を手掛ける有限会社富士家。代表の大嶺氏は、自身が終活・介護に差し掛かる年齢となり、その環境に目を向けると、働く人や環境を含め、富士家らしいアプローチができると考えた。介護を「楽しく、かっこ良く、さらに新しい価値観の提供」を目的に、通所介護に加えフィットネスジムとして施設を運営する新しいチャレンジに取り組む。そのサービスに欠かせないアイテムがPower Plateだ。その活用方法と導入メリットに迫る。

  • FUJIYA RELIFE
    マネージャー
    田場恵介氏

一人ひとりの生きがいを支援したい

フィットネス型のデイサービスをコンセプトにしたFUJIYA RELIFE(以下、RELIFE)は、2024年6月3日、沖縄県浦添市に誕生した。

運動を通じ、健康の維持や増進だけでなく、個々の生活機能や社会参加の向上をもたらし、一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組みを支援していきたい思いから立ち上げた。

高齢化が進む昨今、リハビリや介護保険を含め介護業界には様々な課題があるが、要介護(要支援)認定を受けても、介護サービスを受けることに拒否感を抱く方が多いという。その方が「ここだったら行きたい」と家を出るきっかけになり、幅広い世代の方が通うことが楽しみで元気になれるような空間を提供したいという思いから、内装にもこだわった。

現状、要介護1~5(第2号被保険者を含む)の方、支援1・2および総合事業事業者(第2号被保険者を含む)の方を利用対象者としており、午前と午後の部に分け、送迎サービス付きで運営をしている。

目的やレベルに合わせて活用し利用者の満足度向上

介護事業に26年ほど携わってきた田場氏は、代表の熱い思いに共鳴し、RELIFEの事業に参画することを決意した。これまでの利用実績や現場経験から、また利用者の目的や介護レベルを第一に考え、RELIFEの主要アイテムに、Power Plateを選定。導入した3台をどのように活用をしているのか、同氏に訊いた。

「脳梗塞による半身麻痺の方や加齢による低筋力・低体力者の方など、利用者によって状態にばらつきがあります。状態が近しい層でクラス分けし、そのクラスごとにPower Plate上での運動を10~15分くらい利用していただくようにしています。麻痺がある方には、パーソナルで運動や動作の指導をするようにしています。個々でリラクゼーションとして活用している方も非常に多いです」

また、運動が苦手、チャレンジすることも億劫という年配の方は多いが、Power Plateの振動を用いた短時間の利用は、リラクゼーション効果を得られると喜ばれている。

常時5名のスタッフを配置しているが、Power Plateの指導資格を取得しているスタッフもいるので、利用者は高い水準の指導を安心して受けることができる。

デイサービスはフィットネスクラブと異なり、ケアマネジャーを通して、入所前に体験利用する必要がある。脳梗塞による半身麻痺の方は筋拘縮が起きやすいが、体験時にPower Plateを使ってストレッチすると、拘縮を伸ばすことができ、短時間でとても効果を感じることができるという。

周辺には、数多くの通所介護サービス施設が存在しているが、大きな差別化ポイントを「圧倒的に利用者をサポートするマシンの台数と種類。限られた利用時間の中で、いくつものマシンを組み合わせたメニューを提供することができる。特に目的や悩みに合わせて様々な活用ができるPower Plateは、RELIFEにおいてとても貴重なアイテム」と田場氏は話す。

オープンして間もないが、利用者の娘さんから感謝の手紙が届くなど、効果を実感でき楽しく通うことができていると、利用者の満足度は高まっているようだ。 

2フェイスの施設でさらなる高みへ

Power Plateの価値を、「ウォーミングアップから筋力トレーニング、クールダウンやリフレッシュまで、オールラウンドに活用できるアイテム。利用者から歩行の速度が上がった、歩行の幅が広がったという成果を日々感じることができるので、スタッフの成功体験が増し、キャリアアップにも貢献している」と田場氏は嬉しそうに話す。

現状の通所介護に加え、10月からは同施設において夜の時間を活用し、フィットネスジムの運営を開始する。今まで例のないだろう、この「2フェイス」の側面を持つ施設を拡張していくために、利用者の満足度と施設の価値を高めていきたいと同氏。今後もPower Plateとの深い絆が続きそうだ。