出題傾向が把握できない不安 独自に問題集を作成し、対策
西村:支配人になってまだ3年目のころ、勉強のためと思い第1回目の検定を受検しました。学科試験は1回で受かったのですが実技は3回目で合格しました。評価が返ってこないので原因がわからず、対策に少し苦労しました。
森田:私も会社から受検を勧める連絡がきたことがきっかけで挑戦することになりました。当時、全国で20名ほど受検したと思いますが、やはり全員が合格とはいきませんでした。私は幸運にも合格できましたが、第1回目の受検ということで過去問もなく、何をしたらいいのかわからないまま勉強してきましたので、試験も難しく感じていたことを覚えています。
西村:私は自分で問題集のようなものをつくりました。テキストを読み込み、そこから自分なりに問題をつくって解くことで、実際の試験イメージを膨らませていったんです。まさか出題形式が「正しいものがいくつあるか選べ」というものだとは想像していませんでしたが、内容的には自分が考えた問題と似ているものもありましたので、結果的には問題集をつくったことは無駄ではなかったと感じています。
テキストを入手した際、まず行ったのはページ数からざっと計算してどの時点までにどのくらいやるべきかスケジュールを立てることでした。でも、終業時間が不規則ですから毎日勉強の時間を確保することは難しく、休日に集中的に勉強することが多かったです。
森田:私も主に休日と、あとは出勤時ですね。ですが、本当に集中して取り組んだのは試験の1ヶ月ぐらい前からだったと思います。試験日が12月17日と師走だったこともあり、非常に忙しい時期で勉強の時間をとることが大変だったことを覚えています。
さらに、先ほどお伝えしたように出題傾向がわからないうえに、テキストの内容も幅広かったので、効率化のため、テキストを一読した後は主に知識が足りないと感じた部分に絞って読み込みました。そのなかでも、自店舗の運営やマネジメントに活かせそうな部分については、別に参考書なども購入してさらに知識を深めながら、実務にも取り入れていくように心がけました。
テキストのボリューム的に「店舗運営」が試験でもポイントになるのは間違いないと感じましたが、そ