ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡辺 潤)が提供する映像とAI技術を活用したスイミングスクール向けICTソリューション「スマートスイミングレッスン」の導入施設数が200店舗を突破し、サービスの特徴の一つとなっている進級テストの動画配信も延べ200万回以上を記録。導入施設の特徴に応じてAIの学習を重ねることで、今も進化を続けている。

大手フィットネスクラブ各社の導入が相次いでいるが、スクール側の導入背景や導入成果、スマートスイミングレッスンの進化や今後の展開に関して過去記事も参照しながら纏めてみたい。

スクールのサービス導入背景

① アクティブラーニング機会の提供

まず導入スクール各社が口を揃えているのが「アクティブラーニング」の重要性だ。学習指導要領の変化により、”主体的な学び”が求められている現代において、スクールのレッスン運営もその変化に対応していく必要性を各社が唱えている。

その点、スマートスイミングレッスンでは、レッスン前にあらかじめ「お手本動画」や「めあて」を生徒・保護者に配信でき、自宅に居ながらにして親子で予習・復習する事が可能になっている。初めての習い事であっても安心感を高めると共に、予習・復習の習慣を早い段階から身に着ける事で、生涯に渡っての学習能力を高めることにも繋がる。

また、レッスン内でも改めてコーチから「お手本動画」でレッスンの内容やポイントが説明され、泳いだ直後に自らの泳ぎを映像で確認する事で、生徒自身で課題や「できた!」に気付き、レッスンへの取り組みがより積極的になる仕組みとなっている。

② 学校教育におけるICTの活用

学校教育でもう1点大きな変化といえば「ICTの活用」だ。現在小学生が1人1台タブレットやPCを持っており、デジタル教科書を使用し始めている。いわゆる”デジタルネイティブ世代”の生徒たちにとっては、紙よりも各デバイスで学ぶことに慣れている。

実際、サービス導入前は「動画を活用したレッスンを実施する際に、そもそもタブレット上で、生徒は泳いでいる自分の姿を見つけられるのか?」という懸念を持つスクールもいるが、導入後にそれは杞憂に終わっている。

更にスクール経営の観点からも「ペーパーレス化」や「生徒情報のデジタル管理」が求められるケースが増えているが、スマートスイミングレッスンではスクール側の会員管理システムとデータ連携をすることで、コーチは手元のタブレットで出欠管理や進級テスト記録ができ、両項目の実現が可能となっている。

③ スクール運営を取り巻く環境の変化

少子高齢化により学童クラスの市場規模が縮小傾向にあり、加えて習い事の多様化によって競争環境が変化している時代において、導入スクール各社はスマートスイミングレッスンを導入することで、時代に即したレッスンを提供することが可能になっている。

また、導入スクールによっては、スマートスイミングレッスンを活用した自社のレッスンに独自のサービス名称を付加し、積極的にプロモーションを行うことで、自社の大きな武器の一つとして活用している。

生徒・保護者用ページの画面サンプル
お手本動画や「めあて」の事前確認、進級テスト結果や動画確認等が可能

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